４１話 ページ43
昼休み。
学「じゃあA、ついてきて」
A「うん」
ついていった先は生徒会室。
学「ここなら誰にも邪魔されないから。どうぞ」
と中に入れてくれた。
自分の気持ちがわかった以上緊張するなー…
そして、中にあった椅子に座ると秀くんは扉を閉めた。
学「今まできこうと思っていたんだが、Aは赤羽とは付き合っているのか？」
A「え、付き合っていないよ」
学「先週の放課後に生徒会の活動が早く終わったら君の所に行ってみてもいないから、本当に付き合っているのかと思って」
A「あー、それは業くんにいつも一緒に帰ろうとさそわれちゃってねー。」
学「そうか。赤羽とは何か関係があるのか？」
A「うーん、これは言っていいのかわからないけど言うね。実は業くんに告白されて…」
A(あ。この後のことを言ったら私の気持ちがばれちゃう…！！)
学「うん、それで？」
A「えーっと、それでですね…」
秀くんは怒ったように私の目を見つめてくる。
何としてでもききだしたいようだ。
A「わ、私には好きな人がいるってバレちゃって…」
声がうわずらないようにして続ける。
A「その人よりもドキドキさせてみせるって言われたその日から実際に恥ずかしくなるようなことをされたり、言われたり…」
学「ちょっと待て、例えばどんなこと？」
A「例えば手を繋ぐとかくらい？そこまでヤバいってわけじゃないんだけどね」
学(ああ、さすがにそこまでではないようだな)
学「へえ…で、Aの好きな人と赤羽、今はどっちの方が好きなんだ？」
A「それはもちろん私の好きな人の方だよ」
学「…なるほど。要するに赤羽はAを落とすためにアプローチしているだけか」
A「うん、だから付き合っていないよ」
学「じゃあ、この写真もか？」
そう言って胸ポケットから出されたものは私と業くんが恋人繋ぎしている写真だった。
学「これは先週の朝学校に着いたら下駄箱の中に入っていたものなんだが」
A「うん、これも違うよ」
一体誰がこんな写真を…
学「そうか、なんかわだかまりがスッキリしたよ。ありがとう」
学(というか、Aの好きなやつって誰だ…！？)
赤羽との関係はわかったが、モヤモヤとした感情は残ったままだった。
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
