３９話 ページ41
その日の放課後。
業「Aー、今日一緒に帰ろう」
A「えっ？うん、いいよ」
女１「…私達も行くわよ」
後ろから４人ついてきてるとは知らずに二人で学校を出る。
業「ねえ、折角だし手を繋いでくれない？」
A「ん？いいよー」
すると、業くんは恋人繋ぎをしてきた。
A「え、これって…」
業「言ったでしょ、浅野クンなんかよりドキドキさせてみせるって」
そう言って業くんはニヤッと口角をつり上げる。
A「え、早速…？」
業「当たり前じゃん、好きな子を落とすためだったら何でもやるよ」
A「そ、そう…？」
少し恥ずかしくなって俯く。
そしてそのまま途中まで一緒に帰った。
その頃、学秀は。
「あ、浅野くん、ボーッとしているようだけど大丈夫？」
学「え？あ、はい。そう見えてしまったのならすみません」
学(赤羽とAは付き合っているのだろうか…)
そこがどうしてもわからない。
結局その事が気になって、会議には集中できなかった。
会議が終わったあと。
榊「浅野くん、さっき珍しくずーっと上の空だったでしょ」
学「ああ、気づかれていたのか」
榊「浅野くんはどうやら赤羽くんと小柳さんのことが気になっているようだね」
学「な、何でそれを…」
榊「今日の浅野ことがあってからずっと上の空だったし、不機嫌だったからね」
学「そうか…そんなに分かりやすかったとは」
普段の自分ならそんなことに気をとられずにいつも通り過ごせるというのに。
学「…らしくないな。」
榊「うん。そんな浅野くんに恋愛経験が豊富な僕からアドバイスだけど、このまま何も行動を起こさないと小柳さんは赤羽くんに取られちゃうんじゃないかな？」
学「え？それってどういう…」
榊「その言葉のまんまだよ。あとは浅野くんが行動するかどうかだからね、これ以上は口出ししない」
榊(今日一日を通して、僕は真相がわかったけど浅野くんはそういうところが鈍いからな〜)
帰り道。
学(どういうことだ？まさかまだあの二人は付き合っていないということなのか？)
わからない。けれども
学(何か行動を起こさないとAが赤羽にとられる…)
とりあえず明日の朝、きいてみよう。
行動を起こすのはそれからだ。
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
