３７話 ページ39
A「え？」
女１「だから、証拠があるかって言ってるの」
他のクラスの女の子が教室に入ってきて、私の机に手をついてきいてくる。
A「証拠は家のパソコンのメールに…」
女１「誤魔化してんじゃないよ！」
バアン！と机を思いっきり叩く。
A「誤魔化してなんかいないわ。」
女１「じゃあ聞くけどあんたさ、プログラミングの勉強してたんだから、そのメールを後で作って偽装することなんてできるでしょ！？」
その言葉に確かに…と周りは言う。
学「…なんの騒ぎだ」
するとそこに秀くんが来た。
女１「浅野くん、まずはこの写真を見て！」
女子生徒は楓の手から写真を引ったくるようにして奪い、秀くんに見せた。
それを見て秀くんは驚いた顔をした。
学「A、赤羽と付き合っていたのか？」
その表情は心なしか怒っているようにも悲しそうにも見えた。
A「付き合ってなんかいないよ。これは…」
女１「浅野くん、小柳さんは彼氏がいるのに赤羽くんと浮気したのよ！」
学「それはない。Aの恋人は死んでいる。」
女１「その証拠は言える？誰にでも納得させられるような明確な証拠。」
学(僕が知っているのは音楽室で泣いていたAとあのカフェで恋人が死んだと伝えられたことだけ)
これはどうしても他人に証明する術もない。
学「確かにAの恋人が死んだという証拠はないな。だが、僕はAの恋人が死んだという事実は本当だと思っている。」
女１「それでも、この写真を見る限り赤羽くんとキスしているようにしか見えないよね？」
その言葉をきくと、秀くんは悲しそうな表情をにじませながら
学「ああ、そうだな。だが、誰と付き合おうと個人の勝手じゃないか？さあ、この話は終わりにして自分の席に戻れ」
女子生徒とその他野次馬は帰っていった。
結果、業のファンはAに対して嫉妬をすることになってしまったのだった。
学「…A。」
A「何、秀くん？」
学「赤羽とはいつから付き合い始めたんだ？」
A「だから、私は赤羽くんと付き合ってなんかいないよ」
学「いや、別に誤魔化さなくていい」
学(好きだったのに…)
A「秀くんも信じてくれないんだね…」
学「さっきの写真を客観的に見て判断した結果だ。話す気がないなら、もう話しかけないでくれ」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
