３６話 ページ38
A「あー美味しかった！」
私が食べたのはチョコバナナアイスで、業くんが食べたのはプリンアイスだった。
お互いに味が気になったから、一口ずつあげっこした。
業「地味に間接キスしたよね〜」
A「か、間接キス！？」
言われてみれば…確かに！
ちょっと恥ずかしい…
業「ふふ、顔赤くしちゃって〜かーわいー」
A「そ、そんなことないし…！」
業「まあ、でも今日デートしてくれてありがと」
A「えっ、デートだったの、これ？」
業「普通男女のペアで街を歩くといったらデートじゃん」
A「た、確かに…。でも今日は私も楽しかったよ〜」
業「そう？それならよかった」
業くんと途中まで一緒に帰る。
業「じゃ、俺こっちだから」
A「うん、バイバーイ」
二人の後をつけてきていたものがいた。
そう、例のあの四人である。
女４「ねえ、撮れたー？」
女２「もちろん！これを浅野くんに見せれば…」
４人「覚えてなさい、小柳A」
１週間後。
「…ん？何これ…」
ある女子生徒が廊下に落ちている写真を拾い上げる。
それを隣にいた別の女子生徒が覗き込む。
「ちょ、これって…赤羽くんと小柳さん…？キスしてるっていうことは付き合ってるの、あの二人？？」
「え？でも学年トップだしお似合いじゃない？」
「何言ってるの、小柳さんはイギリス人の彼氏がいるのよ！」
「えっ、浮気…？」
この写真は一気に広まった。
Aが教室に入ると、クラスがシーンと静かになった。
え、何かあった？
とりあえず、気にしないようにして席に着く。
A「おはよー、楓」
楓「ねえA…赤羽くんと付き合ってるの？」
A「…え？付き合ってないよ？」
楓「で、でもこの写真…」
写真を見せてもらうと絶妙な角度から撮られたもので、私と業くんがキスしているように見えた。
A「いくら私でも付き合う前からキスなんてことはしないよ」
楓「そうだよね、私はAのことを信じてる。でも、皆はAがイギリス人の彼氏がいるにも関わらず浮気したって…」
A「えっ？」
周りを見ると、皆私から目をそらさず、じっと次の反応を待っているようだった。
A「特に言う必要はなかったけど、私の彼氏、というか元カレは交通事故で亡くなったの」
女１「証拠は？」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
