３５話 ページ37
新学期
下駄箱で靴を履き替えていると、業くんがちょうど来た。
業「久しぶり〜A」
A「あ、業くん！焼けた？」
業「うん、でもあまり家の外には出ていないんだけどね」
A「でも少し焼けて男前になったんじゃない？」
業「そう？でもAはあんまり変わってないね」
A「あはは、これでもテニスの同好会の合宿とか夏祭りとか行ったんだけどね〜」
なんて他愛ないお喋りをしながら教室に入り、自分の席に着く。
A「おはよう、楓」
楓「おはよーA」
A「おはよう、秀くん」
学「ああ、おはようA」
業「え、ちょっと待って、いつの間に呼び方変えたの？」
「それはねー」と話そうとすると、秀くんに手で制せられる。
学「それは秘密だ」
業「ふうん…」
その瞬間二人の間に火花が散った気がしたが、Aはなぜかはわからなかった。
業(なるほど、浅野クンも狙っているわけね…)
学(お前にAは渡さないぞ、赤羽)
業「ねえ、A」
A「ん？何？」
業「今日の始業式終わったらさ、どっかより道していこうよ」
A「うん、いいよ〜。でさー、楓…」
業「お先に〜、次期生徒会長さん」
学「黙れ、赤羽」
学(今日生徒会の仕事さえなければ…)
A(まあ、秀くんは生徒会の仕事があるよね…)
始業式が終わったあと。
業「ねえ、A、ゲーセン寄っていこうよ」
A「いいね！私あんまり行ったことがないんだよ〜」
近くのゲーセンに寄ることになった。
ここのゲーセンはとても広く、UFOキャッチャーの数が多い。
A(あ、この猫のぬいぐるみ可愛いなー)
よし、１回やってみよう。
業「あ、A、アームの力が弱いかもしれないから気をつけるんだよー」
A「えー！！そんなこともあるんだ…」
じゃあ、こういう感じにすれば高確率で取れるな…
予測演算し、やってみると…
A「お！意外と簡単に取れたー」
業「ええっ！？そこ激ムズ台じゃない？」
業(ゲーセンでいいとこ見せようと思っていたのに逆にいいとこを見せられちゃったなー)
そのあとゲーセンをうろうろするも、気に入った景品がなく、ゲーセンを出ることにした。
業「じゃあ次はアイスでも食べよっか」
A「うん、賛成！！」
A(あれ、地味にJKライフを送れてる？)
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
