３３話 ページ35
学「全く。最近の父さんは以前と全然違うから調子がくるうな…」
おそらく、というより絶対に父さんに僕の気持ちがバレたなと思いつつ、学校まで急ぐ。
それにしても小柳さんから電話をかけてくれたとは嬉しい以外の表現をしようがない。
ああ、早く会いたい。
その頃のAは。
A「浅野くんがオッケーしてくれて嬉しいな〜。待たせちゃうと申し訳ないからすぐに出よう」
急いで準備し、学校へむかう。
このまま行けばあと５分で着く、その時。
「ねえ〜、お嬢ちゃん」
「俺達と遊ばない？」
３人の男の人に絡まれた。
A「ごめんなさい、私学校で待ち合わせしているので…」
そう言って避けようとすると、腕を掴まれる。
A「え…」
「ガキが調子のってんじゃねーよ」
「大人の言うことはちゃんときかないとなあ？」
A「や、やだ、離して…」
抵抗するも、無理やり引っ張られていく。
もうダメだと思ったその時。
学「僕の連れに何をするんですか？」
笑顔でそう言いながら、私の腕をつかんでいる男の腕を強い力で握る。
「いでででで！！！くっそー…行くぞ！」
あっという間に男たちは退散していった。
学「だから言ったじゃないか、危機管理が無さすぎるって。」
A「ご、ごめんなさい。でも、また助けてもらっちゃったね。ありがとう」
学「君は特に護身術を習うといいよ。ところで、腕、大丈夫か？」
ん？腕？
見ると、男に掴まれたところだけ赤くなっている。
でも、大したことはないし、放っておけば治るだろう。
学「赤くなっているじゃないか…」
学(絶対に許さない)
A「こんなの放っておけば治るって。それより早く図書館に行こう！暑くて暑くて…」
Aの方を見ると、顔が赤くなってしまっている。
学(まあ、こんな状態だったらナンパするなっていう方が無理だな)
学「ああ、そうだな」
二人で学校まで急ぐことにした。
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
