３０話 ページ32
料理が運ばれてくる前。
A「浅野くん、恋人じゃないってばれないように私は浅野くんのこと秀くんって呼ぶから、浅野くんも私のことを名字で呼ばないようにしてね」
そう小柳さんに言われた。
学「あ、ああ、わかった。そうしよう。」
学(まるで恋人みたいじゃないか…というか、恋人になりきってるんだが…)
このままだとこれ以上小柳さんのことを好きになってしまう。
学「と、ところで小や…A。」
A「えっ、うん、何かな！？」
A(い、意外と緊張する…向こうでさんざん呼ばれていたのに…)
自分で名字で呼ばないようにいっておいて、何だか恥ずかしそうにしている小柳さんを見て少しいじめたくなってしまった。
学「自分で名字で呼ぶなと言っておいて、その反応はないんじゃない、A」
とそっとささやいてみると、顔がゆでダコのように真っ赤になる。
学「冗談だよ、冗談」
A「な、からかったのね、あs…秀くん！」
学「え…」
学(確かに呼ばれると恥ずかしいな)
A「もう…これでおあいこね。」
学「あ、ああ…。と、ところでA」
A「なーに？」
学「何で今日僕をさそってくれたのかな？」
A「それはねー、ずっと秀くんにお世話になっているのに何のお礼もできていなかったから、今日お茶にさそっておごろうって思ったからなんだ〜」
学「そうだったんだ。でも、僕はAと今日ここに来れただけでも嬉しいから、僕が代わりにおごるよ」
A「え、どうして私とここに来れたのが嬉しいの？？」
学「そ、それは…」
「お待たせしましたー」
学「ほら、暖かいうちに早く食べないと」
A「う、うんそうだね！」
「あ、すみません、紅茶のサービスの件なんですが、お二人に恋人にしかできないことをして恋人だって証明していただかないといけないのでよろしくお願いしまーす」
学「え、は、はあ！？」
A「え、えっとー…人前でできないことしか思い付かないんですけど…」
「そんなのお二人の愛の力で乗り越えられると思います！さあ！」
学「じゃあ、何をする、A」
A「うーん、私は別に秀くんなら何でもいいんだけど…」
学(おい、こんなところで期待させるなよ…)
A「じゃ、じゃあハグは？」
学「…わかった。そうしよう」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
