１９話 ページ21
学(全く、自分の状況くらい自覚しろよ…)
水鉄砲でぬれた肌に暑さで顔を赤くし、おまけに見上げてきたA。
あれはさすがにどんな男でもドキッとするだろう。
学(おまけに見られているとか余計にやりにくいじゃないか…)
というか、何で僕はこんなことを考えているんだ？
自分にしてはらしくないと思いつつ、その考えを振り切るようにビーチボールに夢中になる学秀であった。
A「そろそろ疲れもとれてきたし、再開しない？」
楓「うん、いいよー。でもせっかくボール持ってきているんだし、私達は海の中でボールを飛ばし合おうよ」
A「何それ、楽しそう！！」
楓と海に入る。
楓「じゃ、いくよー」
すると、横から視線を感じそっちを見てみると他クラスの男子だった。
A「あ、楓、せっかくだしあの人達も入れてやらない？」
楓「そうだね、多い方が楽しいし」
A「ねえねえ二人とも、一緒にやらない？」
「え、入れてくれるの？」
A「うん、でも手加減はしてね」
そうして、四人で遊び始めた。
その様子を学秀は見ていた。
学(あいつらなんかより僕の方が上手くできるのに…なんであいつらが小柳さんと遊んでいるんだ？？おまけに周りの男どもは彼女ばっかり見ているし…)
なぜか腹が立ってくる。
榊(浅野くん、小柳さんの方を見て不機嫌になったということは、嫉妬しているんだね)
それを本人に言うと絶対に怒りだすからいわないけど。
そして、海での自由時間も終わり、バスにのって旅館に移動していた。
A「今日は楽しかったー！浅野くん、遊んでくれたり上着をかしてくれてありがとう！」
笑顔でお礼を言う。
学「別に大したことじゃないからね。それはそうと、海に入ってボール遊びをしていたけどあの男子達とはどこで知り合ったの？」
A「たまたまこっちを見ていて、二人は暇そうだったから誘っただけだよ。あの二人、確か田中くんと高田くんは中学の時からずっと一緒なんだってー」
学「ふうん…」
それきり、浅野くんは黙りこくってしまう。
A「もしかして、浅野くんもさそえばよかったかな？」
学「は？何で？」
浅野くんは驚いたようにこっちを見る。
A「ビーチボールに飽きてたのかな〜と思って」
学「あ、ああ、そういうことにしておいて」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
