１１話 ページ13
学(勉強も運動もできて、さらに音楽もできるのか…)
生徒会室に戻る途中にさっき慌てた表情をした小柳さんのことを思い出す。
学(彼女という人が、抜けているところがあるなんてね)
思い出すとなぜか微笑んでしまう。
学(A組の女子とは全く違うタイプの人か…さて、どうやって支配していこうか)
その頃、Aは。
A「ああー！！何で聞かれちゃったんだろう…恥ずかしい！！」
ピアノの蓋を閉めて、うつ伏せになって足をバタバタさせていた。
全校生徒に自分の作った曲を聞かれてしまう大失態をおかしてしまうなんて！
A「あー…恥ずかしい…。さっきの浅野くんとの会話も放送されたから私だっていうのも特定されただろうな…。」
たった１つの救いは、明日が土曜日で学校がないということだけだった。
A「うう…明日おじいちゃんおばあちゃんに全て報告してスッキリするしかないな…」
よし、気持ちを改めて新しいものを作るとしよう！
そう思った矢先に、音楽室の扉が開く。
ま、まだ何かあるんでしょうか…(汗)
誰が入ってきたんだろうと頭を覗かせると、また浅野くんが来ていた。
A「え、まだやらかしちゃったことがあった？」
恐る恐るきくと、
学「いや、そうじゃなくてさっき君が弾いていた曲がどうやら生徒会のメンバーだけでなく、理事長や先生方にも好評でね。ぜひ、その曲を録音して掃除の時間に流したいってことになったんだけど」
ええええーーーーーーーーーーっ！！！！！！
まだ私を公開処刑したりないと！？
というか、決めるの早くない！？
A「Oh my god…」
ピアノの蓋に頭を乗せると、
学「あ、別に君が嫌ならいいんだけどね。でもさっき電源スイッチが入ったままになったのは誰の責任？っていう話になって、君以外の誰かが責任を問われなくちゃいけなくなるけど」
ええっ、なんか脅されてる気しかしないけどそれはその人が可哀想！！
A「わ、わかったよ…録音していっていいよ。その代わり、下手でも文句は無しね」
学「うん、そういってくれて嬉しいよ。じゃ、早速始めるよー」
カセットテープのカチッとした音を合図に、弾き始め、あっという間に弾きおわる。
学「ありがとう、この曲を掃除の時間に流すのを提案しておくから」
…え、提案？？
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
