１０話 ページ12
放課後。
言われた通り音楽室に行くと、楓が待っていた。
楓「お、ようやく来たね〜。じゃあ部活の説明から」
作曲同好会は毎週水曜日と金曜日の放課後に音楽室を利用できる
あまり大きな活動はしていないものの、年に一度の文化祭で作曲したものの発表をする
基本的に自由参加で来ても来なくてもペナルティはない
部員は現在１０人ほど
楓「兼部はもちろんオッケー！私も実際してるし」
A「そうなんだ〜。じゃあ、取り敢えずここに入りたいな」
楓「オッケー！ありがとう、A」
Aが結局入った部活は、作曲同好会の他にはアメリカでしたテニスの腕が鈍らないように自由参加のテニス同好会だった。
活動日のある日のこと。
A「あれ、今日は誰もいないのかな」
音楽室に入ると無人だった。
A「じゃあ、ピアノを独占できる！」
じゃあ、早速…
♪〜
その頃、生徒会室では。
学「ん？なんだ、この曲は…どこから流れてきてるんだ？」
放送のスピーカーから聞いたこともない曲が流れてきている。
だけど、とてもきいていて気分がいい。
学「ピアノだけか…取り敢えず僕は音楽室を確認してきます。会議は僕抜きで続けてください」
そう言い残し、音楽室まで急ぐ。
学(一体誰が…。今日は確か作曲同好会の活動日だったな)
音楽室に着き、そっと扉越しに中を覗く。
綺麗な音使いでずっときいていたい気もするが、会議になるべく早く戻らないといけないため、やむを得ず中に入る。
学「誰だ、そこで弾いているのは？」
すると、ピアノからひょこっと顔を出したのはAだった。
A「えっ、浅野くん？？」
学「小柳さんだったのか…。どうやらこの音楽室の放送の電源が入ってるみたいで、生徒会室にいたらきこえてきたから来たんだけど」
A「えっ、あ、それじゃあ、私の演奏を…」
学「うん、残っている全校生徒にきかれたことになるね。」
A「な…！！」
学「でも凄く上手かったから、皆聞き惚れてたよ…あ、電源スイッチはこれか」
そう言って浅野くんは電源スイッチを切る。
学「はい、これで大丈夫。安心して練習を続けてね。じゃあ、僕は生徒会があるから」
A「うん、迷惑をかけちゃってごめんね」
そして浅野くんは音楽室を出ていった。
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
