９話 ページ11
結果発表当日。
A「あー…公開処刑だったらどうしよう…」
憂鬱な足取りで通学路を歩く。
下駄箱に着くと、業くんと浅野くんが廊下の壁際に立っているのが見えた。
A「あれ？業くんと浅野くん？おはよう、何でここにいるの？」
そう言うと二人は互いに目配せをしてにやりと笑う。
業「A、転入してくれてありがとう」
A「え、何のこと？」
学「取り敢えず結果発表の前に行こうか。」
二人に着いていくと、廊下の壁にでかでかと結果発表の紙が貼られていた。
A「ちょ、ちょっとまって、心の準備が…」
学「そんなものなくてもいいから左上を見てごらん。」
言われるままに恐る恐る左上を見上げると…
順位
１ 赤羽業 500
１ 浅野学秀 500
１ 小柳A 500
え、こ、これは…
A「私、満点？」
業「うん。」
A「ミスしてないってこと？」
学「そういうことだね」
A「…よかったー…」
安心しきって思わずその場にしゃがみこんでしまう。
業「これから浅野クンの他にAまでライバルとなるのかー」
学「ますます楽しくなりそうだな」
学/業「てことで、これからライバルとしてもよろしくね」
ま、まじか…(汗)
大変なところに転入してきてしまった…！！
教室に入ると、楓が近寄ってきて
楓「A！凄いじゃない！おめでとう！！」
A「ありがとう！！」
楓「ところでA」
A「ん？な〜に？」
楓「うちの部活を見学しにこない？」
A「うん、もちろん！行きたい！！何部？？」
楓「うちはね、作曲同好会なんだー。でも廃部になりそうだからぜひAに入ってほしい！」
A「うん、わかった！見学に行くね〜」
作曲同好会かー！ピアノを弾くのは好きだし、楽しみだな〜
学「小柳さん」
A「ん？何、浅野くん？」
学「生徒会に興味はないかい？」
せ、生徒会！？
A「うーん…あんまりないかなー…ごめんね」
学「いや、別にいいんだ」
学(普通の生徒なら喜んで入ってくれるというのに…。やはり支配しがいがあるね、小柳さんは。)
簡単には落ちてくれないAを標的にし始める学秀だった。
業「あーあフラれちゃったね、浅野クン」
学「黙れ」
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ぴょこたん(プロフ) - コメントありがとうございます！とても嬉しいです。頑張って書くので、これからも見てください♪ (2018年3月27日 16時) (
レス) id: 5b973799fb (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いので頑張ってください (2018年3月27日 12時) (レス) id: 6b6e45a35e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴょこたん | 作成日時：2018年3月26日 21時
