シロウ 1ー2 ページ4
「ん…」
ゆっくりと、優しく舌で舐めるシロウ。
その行動に頭がぼーっとする。
指先に神経が集まる感覚。
「シロ、ウ…なに、やって…」
「え?あ…そ、その!スミマセン!」
ハッとしたシロウはパッと手を離す。
「その…大丈夫、ですか…?」
心配そうに顔を覗き込む。
その顔は真っ赤に染まっていた。
「バカシロウ…好きだばーかばーか…あーもう…告白する気なんかなかったのに…バカ…」
何度もバカ、と言いながらもハッキリと好き、と言えば顔を赤くさせて俯くシロウ。
何か言え、バカシロウ、って思ってると思いが通じたのかポツポツと話し始める。
「はは…ほんと、かっこ悪いです…女の子から告白させるなんて…僕も、好きですよ。」
顔をあげると赤くなった顔で満面の笑みを浮かべるシロウ。
その顔は今まで見た中で1番の笑顔で、可愛くて、何よりかっこよかった…
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かまぼこ(プロフ) - こんにちは!いきなりですがリクエストで、シロウ君と二人で閉じ込められる…みたいなお話をお願い出来ますか…?場所は問いません! (2019年11月16日 14時) (レス) id: 9ac78cefab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ことり | 作成日時:2019年10月14日 16時