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キスケ 7ー1 ページ15

「なーなー」

「……うん」

「ひーまー」

「…うん」

「構って」

「………うん」

彼女に声をかけるも本を読むのに集中している。

(ムカつく…)

彼女はずっと本を読んでいる。
なんで俺がいんのに本ばっか読んでんだよ…なんて、本にまで妬いたりして…
俺、ダッセーじゃん。
でも、それだけ好きなんだ。
ずっと俺の方を見て欲しい。
そう思った俺は彼女の手から本を奪う。

「あ、なにするの」

じとっと睨まれる。
でも俺を放っておくお前が悪い。

未だにこっちを睨み続ける彼女の口を塞ぐ。

「…ぁ…!」

グイグイと俺の胸を押し返す彼女の手をそっと掴んで舌を絡める。
すると大人しくなる。
ああ、もう可愛いな…
口を離すとトロン、とした目でこちらを睨むけど、そんな蕩けた目で睨まれても全然怖くねえ。

「本なんかより俺を見ろよ。」

そういうと顔を赤くさせ「キスケのバカ…」と言う。
ああ、もう…ほんといちいち可愛い、

(構って。)
(…しょうがないなぁ…)
((照れてる))

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設定タグ:絶望プリズン , キスケ , シロウ   
作品ジャンル:恋愛
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かまぼこ(プロフ) - こんにちは!いきなりですがリクエストで、シロウ君と二人で閉じ込められる…みたいなお話をお願い出来ますか…?場所は問いません! (2019年11月16日 14時) (レス) id: 9ac78cefab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことり | 作成日時:2019年10月14日 16時

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