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_「新入生の入場です。」



司会の合図とともに一組と四組が入場する



拍手で迎えられるまだ知らない同級生達



どんな子がいるのか楽しみで仕方ない



体育館へと近付くにつれて大きくなる拍手



_「三組と六組の入場です。」



塚本「三組行くでー。」



緊張を紛らわせるために禿げてる先生の頭を見るようにした



体育館へと足を踏み入れる



体育館全体から拍手をされているかのような感覚になる



やばい、緊張してる



鼓動がドクドクと耳に聞こえてると勘違いするほど、大きくなる



ちゃっかりと三組保護者の一番前の席を勝ち取ったのか、お母さんとおばあちゃんが笑いながらこっちを見る



「友達出来たで」



通り過ぎる瞬間に話す



母「あんたもうお兄ちゃんみたいやなほんま」



笑ってる二人



もう恥ずかしい



リハーサルの時に指定された席に座る



体育館の真ん中の一番前



立つ時こんな真ん中から出たら恥ずかしすぎるやろ



そんな不満を持ちながら自分の出番を待つ



_「新入生代表挨拶、新入生代表一年次三組 AA」



名前を呼ばれ立ち上がる



「はい」



_「新入生起立」



ガクガクと震える足と、強ばる頬の筋肉



緊張は今までに経験したことが無い大きさだった



_「礼」



礼をし、前へと出る



校長先生が教壇に立って待ってる



階段を登り、礼。



一歩近付き、ポケットから宣誓と書かれた包み紙を取る



この日のためにお気に入りの緑のピン留めを付けてきた



新入生代表が赤茶の髪で緑のピン留め付けてたら印象的だろうな



「宣誓


本日ここに○○府立○○高校に入学を許可されました。
私達第十五期生、二百三十五名は、
それぞれの目標に向かって勉学に励み、
素晴らしい校風を作り上げていくことを誓います。
令和○○年○月○日
新入生代表AA」



一度も噛むこと無く完璧に終了



途中から自分の手が震えてる事に気付き、しっかり緊張してる事に面白くなってきちゃって緊張が解けた



スムーズに大きな声で読め、満足しながら紙をまた包む



やっばい、自分って天才



心の中で溢れる勝利の舞



校長先生に渡し、一歩下がり、礼。



ゆっくりと音を鳴らさず階段を降り、凄い視線の中自分の席の前で立つ



皆読んでる間立ってたのか、もしや。



そんな鬼な事する?と思いながら司会に従って礼をして椅子に座った



やっと緊張から解け、座ると同時に溜息が出た

○→←○



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作品ジャンル:アニメ
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ゆん - 面白いです!実は前に読んだことあったんですけど履歴整理してる時に間違えて消しちゃって今日探してたら見つかりました!!北ちゃん辞める決意したんだね…(ホロリ)これからも頑張ってください!応援しています! (2020年4月28日 1時) (レス) id: a8e0c095c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - ほくとすきぴさん» ありがとうございます!引き続き、よろしくお願い致します。 (2019年12月2日 21時) (レス) id: 042dafb529 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - syさん» そう言っていただけるのが、本当に嬉しいです!活力になります。これからもよろしくお願い致します。 (2019年12月2日 21時) (レス) id: 042dafb529 (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - おもしろいです! (2019年11月30日 19時) (レス) id: 9642d3d62d (このIDを非表示/違反報告)
sy(プロフ) - 面白いです!このお話好きです!(^ ^) (2019年11月29日 19時) (レス) id: 4d2b3f43a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆぴ | 作成日時:2019年7月14日 4時

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