9<日常編> ページ10
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突然だが、三神先輩は大食いだと思う。いや、思うなんてものでは無い。これは紛れもない事実だ。
目の前でクリームパンを頬張る彼女と、無造作に積み重ねられた購買のパン。周りに座る1年バレー部を見て、少し見なれた、でもまだ慣れないその光景に日向翔陽は正直少し引いた。
そもそもなぜ3年である彼女が1年の日向のクラスで昼食をとっているかといえば時を遡ること一週間前
容姿端麗な無自覚天然タラシちゃんこと三神Aという学校中に知られた存在がバレー部と関わり合うようになったのは既に二週間も前のことである。
誤解かどうかも危ういが男嫌いと思われていた彼女が意外にも人懐っこいと知り、気兼ねなく彼らと笑いあって話すその姿に周りにいた誰もが驚いたのは言うまでもないだろう。
最初こそ話しかけてくるようになったAにちぐはぐしていたバレー部も1週間も経てば慣れてくるもので、その上用事がなければと頻繁に部活の見学に来るのだから仲が深まるのはもうそれはそれは早かった。
そんなある日のこと彼女は1年1組に舞い降りた。
腕に抱えきれぬほどに溢れかえったパンたちを引き連れて。
あまりの突然の訪問にクラス中がざわめき出す中異変を察知した日向が三神Aの存在を視界に捉えた瞬間、走って飛んで慌てて彼女の元へ。
どうしたんですかと焦りながら要件を聞けば、良かったらお昼一緒に食べない？との事。当然断る理由もなければ追い返す勇気なんて持ち合わせていない日向は、全然っ俺なんかでよければと顔を真っ赤にさせて招き入れたのだ。
そんなこんなで、3年の三神先輩が1年の男子に夢中になっててお昼まで一緒にいちゃいちゃしながら食べているなどと噂が流れたのは二日後のことだった。
噂には尾ひれ背びれは付き物。そんな噂に当然A信者の影山が動かぬはずがなく、ことの真相を確かめるべく昼休みに日向のクラスへ向かえば本当に彼女はいた。
いちゃいちゃはしておらずとも中睦まじげに食べている二人はさながら初々しいカップルに見えないことも無い。
それに腹立たしさを覚えた影山は邪魔をすべく俺も一緒に食べていいですかとあざとくいい放てば後輩大好きなAが断るはずもなく、めでたくして昼間の昼食会は3人となったのだった。
だがそこで終わらないのが三神サークル。
彼女は既に1週間で1年生は手なずけ済みである。当然の如く面白がった月島や山口も昼食会に加わったのは次の日の事だった。
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れな(プロフ) - 良ければ更新お願いします！もっと烏野のみんなとの絡み見たいし欲を言えば全員分の落ちとかもみたいです！完結までついていかせてください！ (7月24日 6時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - なんだか色々と話の構図がタイプです。続き楽しみにしてます、頑張ってください。 (2020年6月21日 5時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - お話読んでみたらすっごい虜になっちゃいました！更新頑張ってください("⌒∇⌒") (2020年4月29日 17時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
るる - 三神ちゃんと影山の関係が気になります！更新大変だろうけどがんばってください！！ (2020年4月29日 13時) (レス) id: 825ada6d1a (このIDを非表示/違反報告)
小百合 - 面白いです!!更新楽しみにしてます!!ファイトです!! (2020年4月29日 12時) (レス) id: b5a08e9156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花子 | 作成日時：2020年4月28日 1時
