溺愛注意報【ハイキュー】

1<出会い編> ページ2

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『ねえ菅くん、菅くんってバレー部だったよね。』




お昼休み、普通に席に座って購買で買ったパンをお供に自販機で買ったいちご牛乳をストロー越しに飲んでいれば突如目の前にやってきた三神に思わず吹き出しそうになる。




え？は？な、なんで三神が…




と、驚くのは周りも一緒なようで一瞬にして静寂になったはずの教室はざわざわとしだした。



彼女は、男に自分から話しかけに行かないことで有名だ。



そんな彼女が俺に話しかけてきた…？



俺に？？俺にっ！？



はっきり言って三神とはあまり接点がなく話したのも数える程度。
そして彼女は言わずもがな誰もが認める美少女であることを覚えておいてもらいたい。
だが普段無表情がデフォルトであるにも関わらす今の三神はどうだろう。


どこか落ち着きなくソワソワとしながら俺を見つめるその瞳は心做しかキラキラと輝いていた。





「そ、そうだけどどした？
もしかしてバレー興味ある？」



『…うん、少し、ね。
今日の放課後、見に行ってもいいかな？』



おっとこれは


少々恥じらいながら上目遣いで聞いてくる三神にドキドキと心臓が早まる。
こんなの勘違いしても仕方ないだろ！

ないと思うけど！俺のこと好きなのかなぁとかさぁ！
ないと思うけど！


と、一人彼女の可愛い仕草に心の中で悶絶するも体はプルプルと震えている。






「当たり前だべ」






答えなど決まっていたも同然だ。

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