頭おかしいやつばっか ページ5
パッとうつがカバンから出したのは
シンプルなデザインの封筒
おそらく手紙だろうか、
「頑張って書いてきたから、読んでほしいな」
『あー、ありがとう』
受け取った手紙は思っていたより相当分厚い
どんだけ入ってんだこれ、全部読めってか?
『後で、でいいかな?』
「今読んでほしいんやけどなぁ...」
と、急に声色が低くなる
めんどくせぇ...
『やっぱ今読もっかな』
「ほんま?!嬉しいわぁ〜」
単純か?とか思いながら10枚はありそうな手紙を取り出す
見た瞬間、ブワッと体中にに鳥肌が立った
細かい字でどれだけ私を好きかをひたすらに書き綴ってある
きっっっっしょ
これがあと10枚はあるという事実が一番きもい
「まだまだ書きたいことはあるんやけどな?今すぐ僕がどんくらいAちゃんのこと好きか知ってほしくて」
こっちは全く知りたくなかったですけど
「伝わった、かな?」
『うん。よくわかったから、もう手紙はいいかな』
こんなの何個も貰いたくないし
「なっなんでそんな事言うん?やっぱり手紙だけじゃ伝わらんかった?俺が殺したいくらい好きやのに、なんで伝わらんの?あ、家来てくれればもっと伝えられるで!!なぁどんくらい好きなんかわかってや!!!」
こいつ、ヤバすぎ
お前の気持ちなんか知らないし、知りたくもない
一人称も僕じゃなくて俺が本来っぽいし
誰がお前の家なんか行くか
『家に行く時間ないからさ、やっぱ手紙でいいよ』
不本意だけど
「っほんま?じゃあまた明日も渡すしちゃんと読んでな?」
『当たり前でしょ』
読まずにゴミ箱行きだけどな
きもい手紙を読まされている内に学校についた
結局道覚えるの忘れてたな
「はぁ、なんでAちゃんと教室ちゃうんやろ」
『一緒がよかったね』
まじで違ってしぬほど嬉しい
「ここまでやね」
と2-3の前で止まる
2年生だったんだ。てっきり1年生かと
「じゃあまた後でな」
『またね』
二度と近づくんじゃねぇ
ガラガラと教室に入るとガバっと誰かに抱きつかれ前が真っ暗になる
「Aおはよ〜!」
抱きついてきたのは緑のパーカーを着た青年
友達からサラッと聞いてた感じ確か結構ヤバい奴だった気が
「あれ?顔色悪ない?なんかされたんか?」
『んーん、大丈夫。おはよゾム君』
「ゾムでええって〜」
あーそう、確か周りに被害が行くやつだっけ
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ユーリ―yuri―(プロフ) - 多分推し(グルちゃん)が出たときには…。…発狂準備Ok (8月3日 0時) (レス) @page6 id: edd90fb147 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - イカれたヤンデレ達に対して夢主ちゃんの冷静なツッコミが面白くて好きです。更新楽しみにしてます。 (8月2日 10時) (レス) @page6 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:パンピザ | 作成日時:2023年7月31日 9時