終わりの始まり ページ3
んん〜〜〜と体を伸ばし、ベッドから起き上がる
ん？
"ベッドから起き上がる"．．．？
昨日は確か、机で寝落ちしたはず
冷たい汗がサーーッと背中を流れた
バッと周りを見渡すと知らない部屋、窓から見える知らない風景
一瞬よぎった嫌な予感を拭うようにベッドから飛び起き
まさか、と確認するためにクローゼットをゆっくりと開けた
『．．．っ!!』
ヒュッと喉がなりうまく息が吸えなくなる
そこにかけてあったのは、見覚えのあるあの制服
あのゲームでみたキャラクターと全く同じ
悪い夢なら早く覚めてくれ
そう思っても
服の感覚、聞こえる鳥の声、朝ごはんの匂い
全てがリアルで、疑いようのない現実だと突きつけられる
思わず倒れ込みそうになるのを堪え
恐る恐る制服に腕を通した
「A〜〜〜?早く起きなさーーい」
『は、はーい』
見知らぬ母からの呼びかけにぎこちない返事をする
重い足取りで部屋を出ておそらくリビングである方に向かった
「あら顔色悪いけど、大丈夫?」
『うん、大丈夫』
真っ赤な嘘。なにも大丈夫じゃない
あなたの存在こそが私を一層不安にするのだから
美味しい朝ごはんを食べ終え適当な支度を済ます
『いってきまーす』
と両親に声をかけて
玄関の精神的にすごく重たいドアを開けた
「おはようA」
ドアの先にいたのは
包丁を右手に持った笑顔の眩しい青年だった
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ユーリ―yuri―(プロフ) - 多分推し（グルちゃん）が出たときには…。…発狂準備Ok (8月3日 0時) (
レス) @page6 id: edd90fb147 (このIDを非表示/違反報告)
モモモ(プロフ) - イカれたヤンデレ達に対して夢主ちゃんの冷静なツッコミが面白くて好きです。更新楽しみにしてます。 (8月2日 10時) (レス) @page6 id: de8d799915 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パンピザ | 作成日時：2023年7月31日 9時
