正真正銘、ゾルディック家の長女ですけど？ (ページ13)

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帰路ページ13

旅団員からの簡単な自己紹介を受けた。

オールバックの額に十字架の男はクロロ。かみそうな名前。

ちょんまげの着物を着ている男はノブナガ。眉なしの厳つい顔の男(私の腕おったやつ)はフィンクス。んで、口元を隠し、仕込み刀を持っている男はフェイタン。

金髪の胡散臭い男は、シャルナーク。髪の毛の長く、目が大きい私よりも小さい男がコルトピ。紅一点のピンク髪の女の人がマチ。

「…姉さん覚えれてる？」

『失礼な！覚えてるよ！』

「そう？この前の依頼人の名前なんて直ぐに忘れてたからさ」

『こんな印象深い出会いしたら流石に忘れないし！』

忘れるのは印象がないから、面白くないから、らしい。

『…んじゃ、イル帰ろ』

「ん」

「もう行くのかい？」

『可愛い弟が待ってるからね！』

にししと笑った顔が月にちょうど照らされ、エルの綺麗な整った顔があらわになった。

『また、会えるといいね』

「…そう、だな」

にこにこと笑いながらエルはイルミの横に並んで歩いていった。

少し歩いていったとき、ふとエルが後ろを振り向いた。

『あぁ、そうそう、殺したい人いたら教えてよ。半額でやったげるから』

それを一言だけ伝えると、彼女はまた前を向いてイルミと帰って行った。

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「流石だね、姉さん」

『ん？何が？』

私用船に乗り込んで、傷の応急処置をしていた時にイルミは話しかけてきた。

「旅団とあって、そこまでダメージくらってないじゃん」

『まあ、お姉ちゃんですから！』

どや顔で小さな体を大きく見せようとする。

「まあ、余裕とか言っといて右腕もってかれてるけどね」

『うぅ…、相手が幻影旅団だってわかれば、そんなこと言いませんでした！』

「そう？ま、力を過信しすぎるなってことだよ」

『お姉ちゃん、耳が痛いよ』

上げて落とすのが得意なイルミを見てはぁとため息をもらした。

＿＿＿＿これは、幻影旅団とゾルディック家長女の出会いの話。

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(…まぁ、姉さんが無事でよかった。もう少し傷まみれだったり死にかけまで追いやられてたらあの場にいる全員、殺しちゃうとこだったし)

(急なデレ！そこまで心配してくれるなんてお姉ちゃん想いだなぁ)

(姉さんもあんなに追い詰められないでよ)

(あべしっ、なんで今日はデコピンが多いの！あと、追い詰められたことに関してはごめんなさい！)

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久しぶりなオマケ。
逆ハーにしたいので逆ハータグ入れていいですかね？

追記:逆ハータグ入れました！