＃６ ページ8
“天宮さんって、俺たちにとっての『特別な血』、なんだよね…。”
という、乾先輩の発した言葉が、私には理解できなかった。
『あの、それってどういう…？』
キーンコーンカーンコーン…
どういう意味なのか聞き返そうとしたところで、運悪くチャイムが鳴った。
ないこ「あ、チャイム鳴っちゃった。じゃあ、続きはまた今度にしよっか。」
また今度って言われても、気になるんですけど。
悠佑「ないこ、いふ。次体育やし、もう戻らんか？」
いふ「あー。次、体育だっけ。ないこ、戻ろー？」
りうら「りうら達も早く戻ろー？あ、天宮さんは先戻ってて？一緒に行ったら睨まれそうだし。」
『あ、え、うん…。』
なんでみんな平然としてるんですか？私、全然追いつけてないんだけど…。
ていうか、『特別な血』って、何だろ…？
なんてことを考えていたら、いつの間にか教室についていた。
唯「A、おかえりー！どっか行ってたの？
一応、唯と星楽にも言わないほうがいいよね。屋上に呼ばれたこと。
『うん。ちょっとトイレ行ってた。』
星楽「なんだー。トイレ行ってただけか。帰ってきたらいなかったから、心配したんだよー？」
『あ、そうだったんだ。ごめんね？』
星楽「全然大丈夫だよー。ね、唯？」
唯「うん。大丈夫だよー！」
クラスメイト「あ、大神くんと稲荷くんと有栖くん、帰ってきたよ！」
“大神くんと稲荷くんと有栖くん。”耳に入ってきた言葉に、思わず反応してしまう。
それと同時に、昼休みに聞いた言葉が頭の中で繰り返される。
私が、大神くん達にとっての、『特別な血』。
というか、そもそも『特別な血』ってなんだろ？
大神くんに……聞けるわけないよね。だったら…
『星楽、唯。「特別な血」って何だと思う？』
唯「え？なにそれ。」
星楽「『特別な血』ー？本か何かで出てきたの？」
『うん。本に出てきて、気になって。』
流石に本当のこと言う訳にはいかないため、本に出てきた。と言って誤魔化した。
星楽「何だろー…。あ、なんかその血で凄いことができたりして？」
唯「あー。ありそー！」
『特別な事、か…。』
先生「授業始めますよー！」
星楽「あ、また後で話そ？」
『うん。ありがとね！』
特別なことって、何だろ。
『特別な血』や、先輩たちの事を考えていたら、いつの間にか下校時刻。
クラスメイト達は帰り始めていた。
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文字数制限恨む…
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兎和 - 自分のペースでゆっくりで大丈夫ですよ…!無理しない程度で頑張ってください!! (4月14日 10時) (
レス) @page30 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - りうちゃんとバックハグ状態…//後ろからイケボ聞こえるってことか…最高だぁ、 (3月25日 0時) (レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - とわさん» ありがとうございます…！！最近更新できていなかった分、これからもっと頑張ります…！！ (3月17日 19時) (レス) @page21 id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - 無理しないで頑張ってください！ うちなんて病みまくって学校サボりまくりなんで！！ 次の楽しみにしときます！ (3月15日 0時) (レス) @page20 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - 和泉さん» ありがとうございます…！！これからも頑張ります！！ (3月9日 11時) (レス) id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘野 彩乃 | 作成日時：2024年2月20日 17時
