＃５ ページ6
3時間目と4時間目も何事もなく終わり、今は昼休み。
星楽は当番の仕事でいなくて、唯は委員会。…結局また1人じゃん。
さっき読めなかった本でも読むかー…。
りうら「天宮さん！ちょっと話したいことあるんだけど、いい？」
…話したい事？っていうか、周りからの視線、滅茶苦茶痛いんですけど。
『うん。話したいことって何？』
りうら「あー…。ここだとあれだし、屋上行こっか！」
『え？うん。分かった。』
察してくれたのかな？まぁ、どちらにしよ、人目が付かないところに行けるならいいか。
りうら「本当に甘い匂いなんてするのかな…。全然分かんないんだけど…」
大神くんが小さい声で何か呟いていた。
『どうかしたの？』
りうら「ううん！何でもないよ？…あ、屋上着いたよ！」
屋上に行くためのドアを開けると―――そこには5人の男子生徒がいた。
その中の3人は知っている顔だった。
『え…？』
りうら「ないくん。天宮さん連れてきたよ？」
ないこ「うん。ありがと。」
え？どういうこと？全く理解が追い付いてないんですけど…？
『えと、あの、何でここに…？っていうか、その人達は…？』
見知らぬ先輩2人を指さして言った。
？「あ、俺、猫宮いふ。2年生。転校生、です」
？？「俺は獅子尾悠佑。同じく2年で、転校生。」
ないこ「俺も一応。乾ないこ。同じく2年生で、転校生だよ。」
どうやら、3人とも噂の転校生らしい。
でも、なんでここに？猫宮先輩と獅子尾先輩は初対面だし。乾先輩も、休み時間に少し話しただけだよね？それに残りの2人―――同じクラスの転校生、稲荷ほとけくんと有栖初兎くんも、話したことないよ？
りうら「ほとけっちと初兎ちゃんも一応したら？自己紹介。」
ほとけ「え？なんで？朝したんだからいいじゃん。」
初兎「せや。なんでもう1回やらないかんねん。」
りうら「あ、そっか。同じクラスだっけ。」
ほとけ「何でそんな事忘れてるの！？」
…いつになったら話し始めてくれるんだろ。昼休み終わっちゃうよ。
『あの、話って何ですか？』
ほとけ「え？何だっけ？」
いふ「は？もう忘れたんか？馬鹿すぎやろ。」
ほとけ「馬鹿じゃないし！！」
『あ、あのっ！昼休み終わっちゃいますよ！？』
ないこ「あー。本当だ。2人とも、1回静かにして？」
ほとけ「はーい。」
いふ「…ごめん」
静かになり、しばらく沈黙が続くと、乾先輩が口を開いた。
ないこ「天宮さんって、俺たちにとっての『特別な血』、なんだよね…。」
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兎和 - 自分のペースでゆっくりで大丈夫ですよ…!無理しない程度で頑張ってください!! (4月14日 10時) (
レス) @page30 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - りうちゃんとバックハグ状態…//後ろからイケボ聞こえるってことか…最高だぁ、 (3月25日 0時) (レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - とわさん» ありがとうございます…！！最近更新できていなかった分、これからもっと頑張ります…！！ (3月17日 19時) (レス) @page21 id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - 無理しないで頑張ってください！ うちなんて病みまくって学校サボりまくりなんで！！ 次の楽しみにしときます！ (3月15日 0時) (レス) @page20 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - 和泉さん» ありがとうございます…！！これからも頑張ります！！ (3月9日 11時) (レス) id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘野 彩乃 | 作成日時：2024年2月20日 17時
