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#3 ページ4

えっとー…、2時間目は理科か。…流石に、もう教科書忘れてないよね?
恐る恐る大神くんの方を向くと、机には理科の教科書とノートが綺麗に並べられていた。
良かった…。また見せてあげたりでもしたら、皆に睨まれちゃうよ…。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
星楽「A、2時間目は何もなくて良かったねー!」
『うん…。私ずっとビクビクしてたもんw』
唯「確かにwちょっと震えてたもんねーw」
2時間目は何も起きなかった。話してすらない気がする。
クラスメイト「大神くん!朝聞けなかったこと―――」
  「稲荷くん、朝の―――」
  「有栖くん、さっきのだけど―――」
唯「転校生の3人、まだ囲まれてる…。いつまで続くんだろうねー…」
星楽「まぁ、しばらく続くでしょ。今日転校してきたばっかりだし。」
『はぁ…。これから毎日こんな感じなの?聞くだけでも疲れるんだけど…。」
星楽「あ、今日月曜日じゃん!委員会行ってくるねー!!」
唯「あ、唯も!A、ごめんね!」
『あ、うん!行ってらっしゃい!』
2人とも委員会かー…。何もすることないし、読書でもしてようかな?
あ、本持ってくるの忘れちゃった。学級文庫の本読もーっと。
?「ねぇ、このクラスにりうらって人、いる?大神りうら。」
学級文庫の本を眺めていたら、突然ドアから顔を覗かせて尋ねられた。
背が大きいから、先輩かな…?
『えっ!?あ、はい、いますよ…?』
?「え、ほんと!?ちょっと、用事あるから呼んでもらえないかな…?」
『あ、はい。分かりました…。』
…勢いで分かりました。何て言っちゃったけど、大丈夫なのかな…?あんなに囲まれてる中から大神くんを呼ぶの!?で、でも先輩待ってるし…。
『あのっ、大神くんっ!!』
勇気を振り絞って大声を出した。大神くんの周りにいた人たちは驚いた私の方を見ていた。
りうら「ん?どしたの〜?」
『あ、あのっ、先輩が…』
ドアの方を指さして言った。
りうら「あ、ないくん!天宮さん、ありがとね〜!」
『あ、うん…!』
はぁ…。なんか、また疲れた…。あと5分しかないけど本選ぶかー…。
ないこ「天宮さん、だっけ?りうらの事呼んでくれてありがとねー!」
先輩に呼ばれ、なんとなくドアの近くまで行く。
『あ、いえ!全然…!』
そう言うと、先輩が何か呟いていた。だが、小さすぎてよく聞こえていなかった。
ないこ「甘い匂いがする…?」

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兎和 - 自分のペースでゆっくりで大丈夫ですよ…!無理しない程度で頑張ってください!! (4月14日 10時) (レス) @page30 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - りうちゃんとバックハグ状態…//後ろからイケボ聞こえるってことか…最高だぁ、 (3月25日 0時) (レス) id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - とわさん» ありがとうございます…!!最近更新できていなかった分、これからもっと頑張ります…!! (3月17日 19時) (レス) @page21 id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)
とわ - 無理しないで頑張ってください! うちなんて病みまくって学校サボりまくりなんで!! 次の楽しみにしときます! (3月15日 0時) (レス) @page20 id: 8407209a34 (このIDを非表示/違反報告)
甘野 彩乃 - 和泉さん» ありがとうございます…!!これからも頑張ります!! (3月9日 11時) (レス) id: 5fc8ba1d86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘野 彩乃 | 作成日時:2024年2月20日 17時

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