転校生達は、吸血鬼でした！？【iris】

＃１７ ページ24

―――今は昼休み。りうらくんに呼ばれたので、空き教室に向かってます。
『りうらくん…？いる…？』
りうら「A〜！待ってたよ〜！」
…あ、もしかして、血、吸われる…？
そういうのは前日とかに教えて頂けるとありがたいんですけど…。
『え、あ、りうらくん、もしかして…。』
りうら「うん。その、もしかして。」
…何で分かってるの！？
『あのさ、協力するとは言ったけど、そういうのは事前に言って！？』
急に呼び出されたら、びっくりするし…。
りうら「えー。じゃあ、次からは言うね？あ、明日はほとけっちだからねー。」
毎日なの！？1日おきとかにしてくれないの！？
…っていうか、いざ吸われるとなると結構怖いんですけど？
りうら「…じゃあ、時間なくなっちゃうし、いい？」
『…駄目。』
…やっぱり怖い！血を吸われるなんて初めてだし…、とにかく怖い！
りうら「昨日はいいって言ったじゃん。助けられるなら怖くないって。」
『いや、確かに言ったよ？言ったけどさー…。』
口では何とでもいえるけど…。いざやるとなったら怖いに決まってるじゃん！
りうら「…昨日、自分の口で言ったんだから、我慢して？」
そう言うと、りうらくんは私の後ろに回り、後ろから抱き着いてきた。
『えっ！？ちょっ、りうらくんっ！？』
…何で抱き着かれてるの！？
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