転校生達は、吸血鬼でした！？【iris】

＃１６ ページ23

りうら「A！おはよ！」
いつものように学校へ行き、席に着いたところで、そう言われた。
『え……？お、おはよう…？』
…なんで呼び捨てなんでしょうか。
星楽「A、やっぱり何かあったよね？」
唯「日に日に呼び方変わってるし…。」
そろそろ隠すのも限界かも…
『あー…。えーっと…、その…。まぁ、色々あって……』
星楽「無理に言わなくてもいいよ。…ただ、彼氏ができたらちゃんと教えてね？」
『え……？うん…』
「彼氏できたら教えて」って、どういう事？当分できないと思うんだけど…？
唯「A、昨日、さ……」
そこまで言ったところで、唯は急に言葉を止めた。
『…唯？どうしたの？』
唯「あ、いいや。やっぱなんでもない。」
『何でもないならいいけど…』
昨日、何があったんだろ。
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クラスメイト「ねぇ。昨日の帰りに稲荷くんと天宮さんが一緒に帰って行ったの見たんだけど…」
クラスメイト2「あー！それ、私も見たー！」
クラスメイト達がそう小声で話していた。だが、近くで話していたため私の耳に入ってきた。
…昨日の、見られてた！？
クラスメイト「ねぇ、天宮さん。昨日、稲荷くんと帰ったの？」
『え……。あ……』
そう聞かれ、必死に頭の中で言い訳を考えていた。
だが、頭の中は真っ白になり、何も考えられなかった。
星楽「Aは昨日私たちと帰ったよ？何言ってるの？」
唯「そうだよー。見間違いじゃない？ね、A？」
『え…？…あ、う、うん。昨日は唯達と帰ったから…、見間違いだと思う。』
星楽と唯、私を庇ってくれてる…？
クラスメイト「え、あ、そうなんだ…？見間違いだったかも…？ごめんね…」
そう言い、クラスメイト達は去っていった。
『星楽、唯、ありがとう…！！』
星楽「え、ま、まぁ、Aが困ってたから仕方なく助けただけだし…？」
唯「…星楽ってツンデレだよね。」
『うん。ツンデレだよね。』
星楽「ツンデレじゃないし！」
…大事にならなくてよかったな。
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こんにちは。あるいはこんばんは。甘野 彩乃です！
明日は私情で更新できません。その代わり、本日はもう1つ更新します！

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