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「 おーい、A! 」
廊下にあるロッカーのところでぼーっとしてたら
急に視界に顔面が潜り込んできた
「 うわっ、なになに急に 」
「 いやー元気ないなあって思ったから声かけた 」
「 もっと優しく声かけてよ 」
「 ごめんちゃーい 」
この人、平野紫耀くん
1つ上だけど小さい頃から一緒に育ってきたから
先輩感が一切ない、いい意味で
「 てか紫耀くんなんでここにいるの 」
普通、学年ごとに階が違うため
2年生の彼がここにいると変に目立つ
…いや、2年生だからって理由だけじゃないか
平野紫耀と言う名前は学年問わずみんな知ってる
なんでかって?かっこいいからです
ほら〜、通り過ぎる女子が
アイドルを見るかのような目で紫耀くんのこと見てる
「 あ、そうだ!
今日の夜俺のとこでご飯食べよーって言いに来た 」
私達は家が近く家庭の事情のため
よくどっちかの家でご飯を食べている
それは置いといて紫耀くん声が大きい!
そしてこの会話を誰かに聞かれたら勘違いされる!
「 ちょ、ここ学校だからあんまり大きい声で言わないで! 」
「 え?なんかまずかった? 」
「 いや、勘違いされるかもだし…
って前もこれ言ったよね!? 」
「 わーーまた怒られるー 」
そう言いながら紫耀くんは2年生の階に戻ってった
あとでラインするねーって、
また勘違いされそうなことを言う
「 はあ… 」
「 さっきの、平野先輩? 」
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作者名:ミル | 作成日時:2020年6月12日 22時