本音 ページ36
今日はたまたま大学の帰り道に２人に会ったので、飲んで帰ることにした。
といっても、明日も平日で大学なので、あまり飲まないようにしたい。
迷わず座敷席を選ぶ私たち。
「生３つ。」
「あいよっ！」
『えっちょっ…！』
威勢のいい声に困惑していると、グルッペンがドヤ顔をかましてくる。
…クソ、烏龍茶を頼もうとしていたのがバレたか！
しばらくして、ビール(グルッペンの主張によると麦ジュース)が届き、２人はゴクゴクと喉を鳴らす。
そして、料理を頼むついでに何杯もビールを頼む。
…なになに、ボーナスでも入ったの？
『２人とも…そろそろやめたら？トントンはまだ酒強いけど、グルッペンなんかデロデロになるじゃん。』
「ならない…多分？」
ほら、もうおかしい。
２人とも疲れてるのかな。
そんなことを考えながら、唐揚げをつまんでいたときだった。
『わっ…！？』
いきなりグルッペンの方に抱き寄せられる。
なにしてんのこいつ！？
『グルッペン眼を覚ませ、私だよ！？そこらへんのかわいこちゃんじゃないよ！？』
「んだよ、俺って大先生ポジション…？」
やべえこいつ顔真っ赤…どれだけ飲んだらこうなる…！！
少しは自重してくれよ！
「…き。」
『え？』
「…好き。好きだぞ、A。」
『…は、な、なにいって…？』
酔った顔でこちらを上から見るグルッペン。
…くっ、この色気モンスターめ。
その言葉でどれだけの女の子をおとしてきたんだ。
すると、いきなりしょぼんとする。
「嘘じゃないぞ。まさか、好きじゃ足りない…？愛してるぞ…！」
そう言って耳にキスをする。
その不意打ちに少なからずびっくりした私は、体をビクつかせてから退く。
グルッペンはニヤニヤと笑っている。
『…っ、トントン！さっきから黙ってないで、グルッペンなんとかしてよ！！』
「…ん。」
そう適当に返事をしたかと思えば、肩辺りに回される手。
…まさか。
『トントンお前…酔ってんの？』
「別に酔ってへんって…なあ？」
いや、こいつ絶対酔ってる！！
なんで！？なんで普段酒に強い人がこんなになるの？
しかし、先ほどのビールの注文量が全てを物語っていた。
「グルさんばっかやなくて、俺にもかまってや。」
えぇ…。
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夜飴月／黄泉月(プロフ) - 有さん» 了解です。私も最近この小説が恋しくなってきた頃なので、今書いているtn小説が終わったら続きだします！！ (2019年3月16日 12時) (
レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
有 - よし。続編出しましょうそうしましょう。てか出してくれるのを期待します最高です。ら (2019年3月14日 20時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - 夜櫻さん» コメントありがとうございます。こちらこそ、リクエストいただいて本当に嬉しかったです！楽しみにしていただいていることを糧に次作も頑張ります！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
夜櫻 - 夜飴月／黄泉月さん» お疲れさまでした！最後にツンデレ書いて頂きすごく嬉しかったです♪『何を書くか』それは私がつっこめることではないのですが次作も楽しみにしてます！ ありがとうございました！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: c67cff5c66 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - シロ(shiro)さん» コメントありがとうございます。残念な思いをさせてしまい、すみません…別作品も読んでくださっていて、本当に嬉しいです。応援ありがとうございます！ (2018年11月22日 23時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴月／黄泉月 | 作成日時：2018年10月23日 20時
