＊ ページ30
大先生は慌てて私から離れる。
「え、あれトントン？あの…あれだね！久しぶり〜！！」
えっ白々しい！！
トントンの機嫌が直るはずもなく。
「…次こんなことしたらどうなるか分かっとるな。」
「はい、はい！！分かります！！」
必死だなあ大先生。
…でも、遊びに誘ってくれたのになんだか申し訳ない。
申し訳程度に大先生のそばに行ってこそっと呟く。
『また今度遊ぼ。あと、付き合いとかはあのトントンよりも有能じゃないと、グルッペンが許さないんだよね…。』
「ははは、それはなかなかに無理な話やな。」
嫌味たっぷりではなく、心の底から笑っている大先生に安心した。
「大学終わったんやろ？帰ろか。」
『ん。』
大先生に別れを告げて、家までの道を歩き出した。
「…A優しいなあ、あんなことしてくる奴に今度遊ぼう、やなんて。」
『聞いてたの？…というか、そういう大先生の屑っぷり、トントンもそこまで嫌いじゃないくせに。』
「うーん…せやな。」
そんな会話をしていると、後ろからドタドタと足音がする。
振り返ると…グルッペン。
『あの…何をしに来たんでしょう。怖いです、《１００歩譲って》走ってきたのは可愛かったかもしれないけど普通に怖いです。』
「え？ああ、大先生に襲われそうっていうトン氏のメッセージ読んで営業先から抜け出してきた。」
『何やってんのバカッペン！？』
営業先から抜けた！？
というか、営業マンなの！？
え、待って私２人について何も知らない。
２人は私について知ってそうだけど…。
「さあ、大先生はどこだ？戦争、戦争をしよう！！骨まで叩き割って跡形もなく…。」
『やめよう！！危険的な思想を持つのは今すぐに！！』
「そ、それな…。」
グルッペン戦争狂というか、ただ大先生殺りたいだけじゃん。
トントンが若干ひいているのが気になる。
それに襲うってそこまで考えなくても…。
でも、あの危機的状況を打破することになったのは、間違いなくトントンのおかげだ。
…グルッペンも？
『んまあ、２人ともありがとう。なんかごめんね？いつも助けてもらってさ…。』
「おん、気にせんといて。今度たっぷり返してもらうつもりやから。」
え。
『き、聞いてないんですがそれは…。』
「言ってへんもん。」
「そうだぞ。」
この兄貴たち鬼畜すぎるだろ。
だだし…。
優しくないとは言ってない。
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夜飴月／黄泉月(プロフ) - 有さん» 了解です。私も最近この小説が恋しくなってきた頃なので、今書いているtn小説が終わったら続きだします！！ (2019年3月16日 12時) (
レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
有 - よし。続編出しましょうそうしましょう。てか出してくれるのを期待します最高です。ら (2019年3月14日 20時) (レス) id: 3b3f8a8c71 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - 夜櫻さん» コメントありがとうございます。こちらこそ、リクエストいただいて本当に嬉しかったです！楽しみにしていただいていることを糧に次作も頑張ります！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
夜櫻 - 夜飴月／黄泉月さん» お疲れさまでした！最後にツンデレ書いて頂きすごく嬉しかったです♪『何を書くか』それは私がつっこめることではないのですが次作も楽しみにしてます！ ありがとうございました！ (2018年11月24日 0時) (レス) id: c67cff5c66 (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - シロ(shiro)さん» コメントありがとうございます。残念な思いをさせてしまい、すみません…別作品も読んでくださっていて、本当に嬉しいです。応援ありがとうございます！ (2018年11月22日 23時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴月／黄泉月 | 作成日時：2018年10月23日 20時
