気のせい ページ18
瑠美は「ごゆっくり〜」なんて言って教室に戻ってしまった。
トントンは覗き込むようにこちらを見て「どうするん？」なんて言うし。
『…嫌だよ、恥ずかしいし。』
tn「なるほどなぁ。折角グルッペンと俺で次のテストの対策講座したろうと思ったんやけど。」
その言葉にピクッと反応する。
今なんて言った、対策講座？
一見すると嫌なようにも見えるが、前の教授との一件で、彼らの対策講座がどれほど影響力のあるものかがよく分かった。
それを知ってトントンは誘いに来てるわけか…！
rb「なあ、Aお願いや。このとおり。」
ぺこりと頭を下げたロボロに、周りからざわざわと声が聞こえる。
「え、謝らせたの」
「ひどい、あれだけ頼み込んでるのに」
「かわいそう」
…っ。
『わかった…わかったから。じゃあ７時に校庭で…。』
rb「やったぁっ！Aならそう言ってくれると信じてたで！！」
本当に嬉しそうに喜ぶロボロに、少し笑った。
トントンは余裕そうな表情で了解を示す。
２人は去っていき、心が少し落ち着いた。
…まてよ。
おいおい、瑠美が居なくなって２人がいなくなったら私は誰とこのステージを見ればいいんだ。
『マジかぁ…。』
思わず誰にも聞こえないくらいの声で本音を出してしまった。
…誰か来ないかな。
と、また肩をポンポンと叩かれる。
『おっ、瑠美！！…じゃないや、シャオロン。』
sha「瑠美ちゃんやなくて、悪かったな。」
煽り笑いをかましながらそんな風に言うシャオロン。
私は生徒会役員は全く望んでいないんだけど。
sha「あのセンターの女の子タイプ…あっ、もちろんAの方がタイプやけど。」
『…ど、どうも。』
俯いてそう言うと、頭を撫でられた。
sha「ほんまにかわええなぁ。照れとるん？」
「大先生が狙ってるのが腹立たしいわ」とかなんとか、愚痴を吐いていくシャオロンに苦笑いを零す。
でも、何故だかそのときのシャオロンの方が生き生きしていた気がする。
…気のせいかもしれないが。
いや、そうであってほしい。
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夜飴月／黄泉月(プロフ) - れなさんさん» コメントありがとうございます、頑張ります！ (2019年2月17日 17時) (
レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
れなさん - ありがとうございます！更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年2月17日 12時) (レス) id: 333c350adf (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - れなさんさん» コメントありがとうございます。全然大丈夫ですよ！それくらいならパクリの域には入りません。気軽にどうぞ！ (2019年2月16日 21時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
れなさん - いつも閲覧させてもらっている者です！この作品すっごく面白くて大好きです！！お聞きしたいのですが、私、新作を書こうと思っていまして、強気だけど耳とかが弱いって夢主ちゃんにしたいのですがお借りして宜しいですか？ (2019年2月16日 20時) (レス) id: 333c350adf (このIDを非表示/違反報告)
夜飴月／黄泉月(プロフ) - イムさんさん» コメントありがとうございます。応援ありがとうございます、頑張ります！ (2019年1月21日 21時) (レス) id: 89c3a7601e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴月／黄泉月 | 作成日時：2018年10月22日 19時
