【学パロ】生徒会の主役は…【w/r/w/r/d/!】 (ページ23)

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宅配ページ23

翌日の朝。

時間にしては８時。

チャイム音が響いた。

宅配便なんか頼んでいたか、と不思議に思ってインターホンを覗く。

…グルッペンだ。

『…朝からなに？』

gr「行くぞ。今からでいいから準備してくれ。」

ほう、わざわざ迎えに来てくださったわけですか。

流石生徒会長様、やることが違いますねえ。

『１人で勉強するから…。』

gr「会長命令…と言ってもか？」

『うっ…。』

命令とか、そういう類の言葉には弱い。

前から先生の言うことには従ってきたし、やっぱりその影響だろうか。

適当に返事をし、最低限必要な生活用品と、勉強セットを用意する。

…まさか本当に来るとは思いもしなかった。

そんな考えを覚えながらも、身体はグルッペンについていった。

これは、やはり彼にトップの資格、或いは風格があるということなのだろうか。

『えっ…ここ？』

gr「なんだ、狭いか？」

お前、それは嫌味だろう。

敷地で考えると私の家の約６倍程度、高さでいうと窓ガラスの位置、数から４階ある。

…低いマンションよりも全然高い。

gr「もうみんなは中にいるから、ほら。」

そう言って促される。

『おっ、お邪魔します…。』

少し遠慮がちに入る。

どうやら、「広い」というのは見た目だけの話では無いようだ。

gr「ここに。」

そんなグルッペンの省略を使った言葉に頷き、恐る恐るドアノブに手をかける。

なんでこんなに緊張するんだろう。

そもそも、男子の部屋に入るのなんて小学生の頃以来ではないか。

どうりで…。

ドアノブを回して部屋の中に最初に見つけたのは、ロボロだった。

よく見れば、みんなでトランプをしている。

rb「やった～大富豪！！…ん？A！！」

ut「ほんまに来てくれたんや…！」

半ば強引にだけどね。