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43秒前 ページ7

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〖 Gojo side 〗




「オマエ、Aのこと犯 そうとしたんだって?」

「相変わらず情報早えーな」

「私の親友は口が軽いから」

「いつかその口塞ぐって言っとけ」

「そんなの夏油が許さねーよ」





自販機でアイスココアを買ってプルタブを開けた時。

気怠そうな女が薄ら笑いを浮かべて、隣の自販機に金を入れていた。








「恋敵が親友ってどんな気分?」








ガコン、と音がして硝子が取り出したのはブラックコーヒー。センスねーな。





「別に」

「処 女って知って正直興奮したんだろ」

「…」

「顔、隠せてねーけど」





コーヒーに口をつけた硝子がオレの顔を指差した。





「ニヤニヤすんな、キモイ」

「…してねえから」

「口元ゆるゆるなんだよ」






…コイツ、ほんと何考えてんのかわかんねーな。






「五条」

「…あ?」

「オマエの出る幕ねーから」

「…わかってるっつーの」

「変な気起こすなよ」

「うるせーな」






何回も言うなよ、

わかってるって言ってんだろ。






「俺だって考えて行動してんだわ」

「下半身バカが何言ってんだか」

「人聞きわりーこと言ってんなよ」

「事実じゃん」

「最近は誰とも寝てねえから」

「Aで抜いてるから?」

「…オマエ、マジで最低だな」

「アンタに言われたくないんだけど」






飲み終えたコーヒーをゴミ箱に入れて、俺を見上げた硝子。






「ま、オマエの入る隙が出来たら教えてやるよ」







バカにしたような顔で笑い、「夏油はAを大事にしてるらしいからそんな隙ないと思うけど」とかふざけたことを抜かすこの女。








「人の純情を弄ぶな」

「アンタに純情なんてあんの」








いつかシメてやろう、そんな何度目かわからない誓いを立ててアイスココアを喉に流し込んだ。






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カケオレ(プロフ) - おめでとう夢主ちゃん。夏油と幸せになってくれ (7月22日 10時) (レス) @page50 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
加穂(プロフ) - 始めまして。こちらの作品読ませていただき夏油傑がもっと好きになりました!続きを読ませて頂きたいのですがパスワードを教えて頂いてもよろしいでしょうか? (7月15日 22時) (レス) @page50 id: 45a8770aec (このIDを非表示/違反報告)
モモ - こちらの作品読ませていただきました!すっごく面白かったです!パスワード作品も読んでみたいのですが、教えていただきたいです! (2023年4月30日 23時) (レス) id: fdeb613541 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こちらの作品を読んで傑が更に好きになりました!ありがとうございます😭好きすぎて何度も読み返してしまいました😭過去の作品も読んでみたいのですが、パス教えていただけないでしょうか?🙇‍♀️💦 (2023年2月26日 17時) (レス) id: df988bb267 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 天才…ありがとうございました…!! (2022年11月12日 23時) (レス) @page50 id: 6ec9f3ee23 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年5月3日 20時

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