15秒前 ページ35
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「…傑?」
次に目が覚めたのは夕方で。
薬が効いてるのか幾分か楽になった体を起こし、ベッドから出る。
「傑ー、」
そのままになってた洗濯物や洗い物が綺麗に片付いているからきっと傑がしてくれたんだろう。
そんな彼にお礼が言いたいのにどこを探してもいない。探し回るほど広くない部屋のどこを探しても傑がいない。
「……」
ぐっと唇を噛み締め俯いていると、玄関が開く音が聞こえた。
「…A?どうかし……え、ま、待っ…え?な、泣いて……え?何かあっ「っすぐる〜〜〜」っわ、」
靴を脱いで上がってきた傑にしがみつくようにして腕を回すと「???」頭に疑問符を浮かべている。
「お腹痛い?」
「……ち、違くて…起きたら、傑、いないから…」
「あ…ごめん、メモでも置いていけばよかったね」
「どこ行ってたの…」
「Aが食べられそうなものを買いに行ってたんだ」
ガサリと持ち上げたのは何やら大量に入ってそうなビニール袋。
「鉄分摂らないといけないって聞いたから、ほうれん草とレバー、ひじき…あとは生姜もいいって書いてたからはちみつ生姜湯…ああ、あとこれも買ってきた」
そう言って袋から取り出したのは腹巻。
しかも可愛いキャラクター付き。
「お腹を冷やさないようにと思ってね」
ここまでくると気が利きすぎて笑えてくる。
「ふ、っ…ははっ…ありがと、」
「笑ってないで早く付けなさい」
どこから持ってきたのかハサミで手際良くタグを切り、腹巻を私の頭にズボッと被せる傑。
そのままグイグイと下げていき、お腹に収まる腹巻。
「どう?」
「服の上からだとなんか…ね、変なおじさんみたい」
「大丈夫。可愛い女の子だから」
……甘やかされ過ぎて傑なしじゃ生きていけないかもしれない、なんて思わせてしまうこの男。
「……ほんと、罪だよ」
「え?」
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カケオレ(プロフ) - おめでとう夢主ちゃん。夏油と幸せになってくれ (7月22日 10時) (レス) @page50 id: 1b32a494c8 (このIDを非表示/違反報告)
加穂(プロフ) - 始めまして。こちらの作品読ませていただき夏油傑がもっと好きになりました!続きを読ませて頂きたいのですがパスワードを教えて頂いてもよろしいでしょうか? (7月15日 22時) (レス) @page50 id: 45a8770aec (このIDを非表示/違反報告)
モモ - こちらの作品読ませていただきました!すっごく面白かったです!パスワード作品も読んでみたいのですが、教えていただきたいです! (2023年4月30日 23時) (レス) id: fdeb613541 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - こちらの作品を読んで傑が更に好きになりました!ありがとうございます😭好きすぎて何度も読み返してしまいました😭過去の作品も読んでみたいのですが、パス教えていただけないでしょうか?🙇♀️💦 (2023年2月26日 17時) (レス) id: df988bb267 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 天才…ありがとうございました…!! (2022年11月12日 23時) (レス) @page50 id: 6ec9f3ee23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七 | 作成日時:2021年5月3日 20時