夏油傑と交わるまで【呪術廻戦】

２２秒前 ページ28

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「…………」








「……買っ、」








「買って、しまった………」









硝子に回らない寿司を奢って、寮に帰ってきた。

テーブルに置いたビニール袋には潤滑ゼリー。









「……これで、痛みは大丈夫…なはず、」




「下着も買ったし……」







…あとは心の準備だけ。









「………」







「………心の、準備…」









…傑とそういうこと(・・・・・・)をする想像をしてみて後悔した。



傑と裸で抱き合うなんて恥ずかしくて死にたい。


服の上からでもわかる筋肉質な体に、実際見たわけではないけど大きいらしいソレ(・・)。







「…むり、絶対に無理」








傑の大きいソレ(・・)を私の中に………









「ああああああ…っ！！！」






ダメだ、顔も体も熱い。

恥ずかしい。

どうしよう、このままじゃいつまで経っても…





pipipi...

pipipi...






突然響いた着信音に肩が跳ねる。





バッグに入れたままの携帯を取り出し画面を見ると、

【着信:夏油傑】

と表示されていて。






「……タイミング悪いな、」



出るか出ないか悩んだ末、恐る恐る通話ボタンを押す。







「…も、もしもし」

『私だけど、今大丈夫？』

「うん…どうしたの？」

『Aが好きそうなケーキを貰ったから一緒にどうかなって』

「ケーキ？」

『今日の任務で助けたのが偶然にもケーキ屋さんでね、お礼にって箱いっぱいのケーキを貰ったんだ』

「…食べたい」

『良かった。じゃあ10分後に部屋行くよ』






プツリと切れた通話。

そして10分後に部屋に来る傑。

テーブルの上には潤滑ゼリーが入ったビニール袋。

テーブルの下には買ったばかりの勝負下着。


極めつけは先程まで私が考えていたこと。









「……」




まともに傑と顔を合わせられる自信がない。






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