夏油傑と交わるまで【呪術廻戦】

４７秒前 ページ3

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〖 Geto side 〗




「傑、オマエ本当に玉ついてんのかよ」

「一応ね…」




もう何度目だろう。

わからない。
数え切れない。




「ここまで来たらもう強行突破しかねえな」

「…そんなことして嫌われたくない」

「んなことで嫌いになったりしねーだろ」

「もし仮に嫌われなかったとしても私は悟みたいに乱暴な男じゃないからね…無理矢理なんてことはしたくない」

「もしかして俺、貶された？」




彼女が大切過ぎて未だにキス止まり。
…けど、もういい加減に次に進みたい。

だから何度断られても諦めずに誘い続けた。

今日も諦めずに誘った。やはり断られた。

私の心は折れる寸前だ。





「…悟、」

「あー？」

「私はAを抱きたいんだ」

「…あっそー」

「抱きたくて堪らないんだ」

「それ聞かなきゃいけねーの？」

「聞いてくれ」

「…」

「どうしてこんなにも焦らされないといけないんだ。私が何をしたって言うんだ。任務は真面目にこなしているし、困っているお年寄りも助けたし、毎朝ちゃんと時間通りに起きている」

「…」

「ストレス社会で生きる私は溜まっているんだ。いい加減好きな女を抱くというご褒美を貰ってもいいと思わないか？1人で抜くのはもう嫌なんだ」






なのにどうして。


どうしてAは私を拒むんだ。






「このままでは呪霊を生み兼ねない」

「なんの呪霊だよ」

「性 欲の呪霊」

「マジレスすんな」







絶対に気持ち良くさせる自信しかないのに。





「…てかさぁ、」

「…ん？」

「Aって経験あんの？」

「…え？」

「経験あんなら逃げる理由もねえだろ」

「…」

「処 女だから逃げてんじゃね？」







…



…






……盲点だった。



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