喧嘩するほどなんとやら【呪術廻戦】

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翌日__





昨晩セットしておいたアラームに起こされたのは朝6時。体の上に乗っている腕を退けベッドから降りると「んﾞ…」と唸り声が聞こえた。

今日は午後からだって言ってたからもう少し寝かせてあげよう。布団を掛け直し、寝室から出る。





悟の朝ご飯は…

「パンケーキでも作ってあげようかな、」


顔を洗い髪の毛を束ねてキッチンに立ち、朝からパンケーキ作りに励む。偉いぞ私。




材料とフライパンを取り出し準備をしていると、リビングのソファに置きっ放しの悟のスマホが着信を知らせていた。



pipipi...
pipipi...



急ぎの用だったらあれだし、可哀想だけど起こしてあげるべきかな…

ソファの上で鳴っているスマホを手に寝室に行こうと足を踏み出してふと、画面を見てしまった。極力見ないようにしていたけど、見てしまった。




【着信:加茂紀子】




「…かも、きこ？」




御三家の加茂…？


立ち止まっている間に途絶えた着信音にハッとする。









…女の勘は当たると誰かが言っていたけど、そんなのはきっと迷信とかそういう類のものだ。大丈夫。



そっと元の場所にスマホを戻し、キッチンでパンケーキ作りを再開した。





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