#０３ ページ3
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久しぶりのデートはとても楽しかった。
これは紛れもない本心だ。
「おにーさんめちゃめちゃかっこいい〜！」
「あは、ありがと〜」
「髪きれー！」
「ありがと〜」
「…」
…なのに、お手洗いに行ってる一瞬でこれだ。
特に隠れることもせず少し離れた場所で観察していた。…悟はどうするんだろう、と。
これでも一応彼女だ。やっぱりモテるんだと目の当たりにして少し心がチクッとした。なけなしの乙女心。
「もし良かったら今からうちらと遊びません？」
…あー、あんなに胸強調しちゃって。
スカート短いし…顔、可愛いし。
こんなベタな展開、幾度となく経験したはずなのに。あまりに久しぶりすぎて免疫が薄れていたらしい。胸の痛みが止まらない。
私に勇気があれば「私の彼氏です」と、あの場に出て行けるのだろうか。変なところでは強気なのに、こういう肝心な時に限って弱気な自分につくづく嫌気が差す。
「えー」
「ダメ〜？」
「今、人待ってるんだよねぇ」
「もしかして彼女？」
"彼女？"、その言葉に俯けていた顔を上げ、どくん、どくん、と鳴る心臓をぐっと抑える。何をこんなに不安になってるのか自分でもわからないけど、すごく不安だ。
「そ、久しぶりのデートなんだよね」
その言葉にほっとする。
良かった、彼女って言ってくれて。
そんな当たり前のことを喜ぶなんて、と笑われるかもれないけど�犖涵鮓膈瓩班佞�合うということは
…まあ、こんな気持ち悟は知らないんだろうけど。
「かっこわる、」
自嘲気味に笑い、逆ナン2人組がいなくなったタイミングで悟の元に戻ると「おかえり」、そう笑顔で迎えてくれた。
「帰ろっか」
「そだね、明日学校だし」
ベンチから腰を上げた悟が自然に私の手を取り、歩き始める。その歩幅は相変わらず私に合わせてくれていて、さっきまでの不安が嘘かのように消えていった。
「朝ごはん何がいい？」
「あっまいフレンチトースト！」
「今日もそれだったよ」
「Aのフレンチトースト美味しいんだもん」
「そっか、じゃあ今日より甘いやつ作るね」
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天 - 2章楽しみすぎますっ！！！！！！！！ (2021年3月27日 19時) (
レス) id: 323c2d6c78 (このIDを非表示/違反報告)
小五口 - 毎日更新されるこの作品を糧に生きてました！！(大袈裟)2章も楽しみです！！！ああぁ、こんなクズ五条も私は大好きだああああ (2021年3月27日 18時) (レス) id: bc1e606e87 (このIDを非表示/違反報告)
星宮 - めちゃくちゃ楽しんで読んでました！100点満点中100点です！ (2021年3月27日 14時) (レス) id: 043cbe2e87 (このIDを非表示/違反報告)
七(プロフ) - なおけろんさん» なおけろんさん！コメントありがとうございます！！好きですか！？フェチに刺さったようで嬉しいです(T_T)是非最後までお付き合いお願い致します(^-^) (2021年3月26日 14時) (レス) id: 58d20c225a (このIDを非表示/違反報告)
七(プロフ) - 葵瑠さん» 葵瑠さん！コメントありがとうございます！！なんと！？前作から私にお付き合いしてくださってるのですか！？嬉しすぎます(T_T)是非最後までお付き合いお願い致します(T_T) (2021年3月26日 14時) (レス) id: 58d20c225a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七
| 作成日時：2021年3月17日 20時
