また明日。《２》

♯67 陸 ページ17

【陸side】


陸「おつかれー！！」


昔から仲の良い、言わば悪友のような友達
男3、女3で定期的に飲み会をしてる

最近忙しすぎて顔を出せてなかったから本当に久しぶりに集まった。もちろん、個々に連絡は取り合ってるけど


祭「陸久しぶり〜(笑)」


陸「もう出来上がってんの？(苦笑)」


祭「出来上がってない！(笑)陸！ここ！隣空けといたよ〜(笑)」


陸「うわ…酔ってんじゃん…マジで絡まないでよ？(苦笑)」


典型的なサバサバ系女子
名前の通り、騒がしいヤツ(笑)

かなりの恋愛体質で、普段はオッサンみたいにサバサバしてんのに、狙った男へのアプローチ方法は凄まじい……
以前、仲間内で飲んでる時に狙った男へのアプローチをシュミレーションしてもらった
すっっげぇ、ボディタッチ…
多分、健太とか陣くんだったらすぐ鼻の下伸ばして着いてくんじゃないかな？
それくらい男心を擽るというか……男慣れしてんなぁーって思った。
と同時に、女って怖いなって心底思った
こんなにも使い分けできるんだって
誰にも表と裏の顔があるのは分かってるけど
俺だって、あるし


陸「最近どうよ」


祭「最近？男日照り」


陸「男日照りって…(苦笑)そんな言い方するやつ他に知らないよ？…あれ？別れたの？」


祭「別れた。会いたい時に会えない男なんて用無し」


陸「あー(苦笑)でもさ、男って仕事あんじゃん」


祭「仕事？24時間仕事してんの？労基訴えるよ？別に毎日会いたいなんて言ってないの。時間があれば5分でも会って欲しい。実際会えなくても、相手を不安にさせない努力はして欲しいの！」


陸「あー…男として耳が痛い……(苦笑)俺だったらもう一緒に住んじゃうけどね」


祭「それは、重い。陸、重いよ？(笑)」

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