○ 守るから 5 (end) ページ22
HS「ヘヨナ、どこ行くんだ？」
「あ、飲み物を買いに…」
HS「おー、そっか。じゃあ、俺も行くわ」
正直、少しほっとした。
1人だと、ピアさんが来るかもしれないから。
メンバーが隣にいることが多かったからか、ピアさんは近寄ってこなかった。
…………
オッパ達がメイクを落としている間に、トイレに行くことにした。
トイレから出ようと扉を開けようとした時、
『あれ〜？何か、ここの個室汚れてる気がする〜！』
上から、水をかけられた。
全身、びしょびしょに濡れ扉を開ける気すらなくなった。それに、今出て行ったところで何をされるか分からない。涙なのか、水なのか分からないくらい、ぐちゃぐちゃだ。
JH「……何してんのー？」
『「え」』
今、ハニオッパの声が聞こえた気がする。いや、でもここ女子トイレだし違うか、な？
JH「だーかーらー、何してんの？」
その声は間違いなくオッパだった。
『そ、掃除です！』
JH「ふーん？あ、ちょっとそこどけてもらっていい？」
足音が近付いたかと思えば、大きな音とともに金属の落ちる音がした。そして、気付けばオッパの腕の中にいた。
JH「これ、汚い？俺には、あんたの方がよっぽど汚く見えるんだけど？」
『……っ』
JH「俺、あんたみたいなブスタイプじゃない。もう俺たちに関わらないでくれる？」
オッパは着ていたパーカーを私に着せて、そのまま私を引っ張ってその場から離れた。
JH「…馬鹿！！何で、こんなことに耐えてたんだ！痣だらけになって…女の子なのに跡になったらどうすんだよ…」
「う…オッパ……」
JH「ごめん、ごめんな。これからは、ちゃんと守るから」
「うん……ごめんなさい……」
その後、他のメンバーにもこの事を打ち明けた。痣が治るまでは、少しでも痛みがあったら休むことを絶対条件として練習に参加した。
オッパ達の過保護が加速したことは言うまでもない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1757人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗琉 - 初めまして。めちゃくちゃ書かれている小説が好きです。どんなものでも更新されていると嬉しくなります。これからも応援します。 (2016年7月8日 23時) (
レス) id: f72be11960 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - ミンギュに珍しく甘々な主人公がみたいです！ (2016年5月10日 14時) (レス) id: d6150f954e (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - じょんはんくんとのお話読みたいです！ (2016年4月6日 11時) (レス) id: cc9fb554f5 (このIDを非表示/違反報告)
湯(プロフ) - ウジとのお話最高です〜ありがとうございます（ ; ; ）！ (2016年4月5日 2時) (レス) id: 0937e30b07 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ウジさん！いやジフンさん最高です！ニヤニヤが止まりません！大好きです！応援してます！何回も読み返しちゃってます笑 (2016年4月4日 21時) (レス) id: 3cb227c1cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もこ
| 作成日時：2016年3月22日 10時
