○ 真っ赤 ページ15
「オッパー、そろそろ休憩しません？」
WZ「んー」
「………」
このやり取り、もう14回目。
オッパはすぐ作業室に篭る。それで何度倒れかけたことか。
「さっきからそればっかり。私だって怒りますよ〜？」
WZ「んー」
絶対聞いてないな！！！！
デスクしか見ていない目を手で隠すと、オッパの動きがピタッと停止した。
WZ「…A」
「はい。何ですか。私は怒っています。」
WZ「……」
ホシオッパにウジオッパのやり過ぎを止めるための監視役を任されここにいるわけだけど、少しも言うことを聞いてくれないだなんて。
まあ、ちょっと構って欲しかったとゆうのもあるけれど。
WZ「あー、もう。分かった。休む。だから手どけろ」
「…」
WZ「…何、拗ねてんの？」
いつまでたっても、どかさない私の手を掴んでオッパは椅子をくるりと私の方へ回転させた。
「だって、言うこと聞いてくれないから」
WZ「それで、お前は構ってもらえなくて拗ねちゃった訳か」
ニヤニヤしながら私の顔を覗き込む今のオッパは、"ウジ"ではなく"ジフン"だ。
「もう良いです」
WZ「本当にいいの？」
「何が言いたいんですか」
WZ「…だから、少しなら構ってやるって言ってんの」
ほら、と自分の隣に椅子を用意するオッパの耳は少し赤い。
「オッパ、嫌な態度取ってごめんなさい」
WZ「ん。俺も悪かった」
ぽんぽん、と私の頭を撫でるオッパは優しい笑顔を向けてくれた。
「ウジオッパ、大好き！！！」
WZ「うわっ！だーかーらー、抱きつくなって…」
「耳真っ赤だよ、可愛い」
WZ「うるさい」
私の目を隠してきた手まで熱かったとは言わないでおこう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1757人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紗琉 - 初めまして。めちゃくちゃ書かれている小説が好きです。どんなものでも更新されていると嬉しくなります。これからも応援します。 (2016年7月8日 23時) (
レス) id: f72be11960 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - ミンギュに珍しく甘々な主人公がみたいです！ (2016年5月10日 14時) (レス) id: d6150f954e (このIDを非表示/違反報告)
ジンリ(プロフ) - じょんはんくんとのお話読みたいです！ (2016年4月6日 11時) (レス) id: cc9fb554f5 (このIDを非表示/違反報告)
湯(プロフ) - ウジとのお話最高です〜ありがとうございます（ ; ; ）！ (2016年4月5日 2時) (レス) id: 0937e30b07 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - ウジさん！いやジフンさん最高です！ニヤニヤが止まりません！大好きです！応援してます！何回も読み返しちゃってます笑 (2016年4月4日 21時) (レス) id: 3cb227c1cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もこ
| 作成日時：2016年3月22日 10時
