38.クレープ買ってもらいます! ページ39
『五条先生、どうしたらいいですか?』
五条「頑張って!」
『やだ、もう高専入らなくていいから面談やりたくない』
五条「ほら、文句言わない。無事に終わったらクレープ買ってあげるから」
『頑張ります』←
五条先生に降ろしてもらって夜蛾学長の方へ行く。
『あ、悠仁君には聞かれたくない話をするから、少しの間外に出でもらっててもいい?』
悠仁「え」
『お願い!すぐに終わるから!』
悠仁「…分かった」
悠仁君が部屋の外に出たのを確認して、夜蛾学長の方を向いた。
『……お久しぶりです、夜蛾先生』
夜蛾「10年ぶりだな、A」
『先生……いえ学長が昔と変わらずお元気そうでよかったです』
夜蛾「Aも変わらないな」
『まぁ、私は私ですから。
悟君が迷惑かけてませんか?』
夜蛾「悟にはいつも迷惑をかけられているな」
『そうですか。後で絞めておきます』
五条「ちょっと!?A、それもう面談じゃないよ!?」
『あらあら、これは面談ですよね、学長?』
夜蛾「あぁ、そうだ」
五条「……これが面談?」
『っと冗談はこれくらいにしておいて、そろそろ本題に入りましょうか』
夜蛾「そうだな。それじゃあ、A。
Aは何をしに呪術高専へ来た」
悠仁君と同じ質問……。
やだなぁ、これ夜蛾学長が納得のいく答えが出ないとキャシィに殴られちゃうんでしょ?
『……そうですね、強くなるため、でしょうか』
夜蛾「強く?」
『呪霊に負けないくらい強くなりたいんです』
夜蛾「……Aはもう充分強いだろう」
『………私は全然強くない。だから私は今ここにいるんですよ?私は自分が他より少し強いと昔は思っていましたが、全くです。
10年前に私は呪霊との戦いに敗れて死んで、今は昔よりも力がない。
昔でも弱かったのに今はもっと弱い。だから、もう一度高専で学び、昔よりももっともっと強くなりたいんです』
夜蛾「…強くなって、その後は?何のためにAは強くなりたいんだ?」
『……いきなりですが夜蛾学長、死ってなんでしょうね』
夜蛾「死?」
『私は、その答えが知りたいんです。
人は死んだらどうなるのか』
夜蛾「Aは知らないのか?」
『知りませんね。一度死んだことがあるとは言え、私の死は少し特別だったので。
でも死を経験したからこそ、こんな私でもやりたいことが出来ました』
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小春日和 - 星空七海さん» ありがとでーす!( ≧∀≦)ノ (2021年1月30日 21時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
星空七海 - 全部読めなかったけど面白かったゼー (2021年1月29日 18時) (レス) id: 6c7c9bcfae (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - あんっちさん» ありがとうございます!嬉しすぎて◯にそうです!!更新頑張ります!!! (2021年1月17日 9時) (レス) id: f370adada3 (このIDを非表示/違反報告)
あんっち - あぁー私はこの小説が面白すぎて◯にそうです。夢主ちゃんの性格とかすごいタイプです。続きがすごい楽しみです☆更新 頑張ってください! (2021年1月15日 22時) (レス) id: fc837b6462 (このIDを非表示/違反報告)
りんたろす - 小春日和さん» はい!! (2021年1月2日 21時) (レス) id: f5527a80f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 | 作成日時:2020年11月24日 14時