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5の段ー家族 ページ10

『よっと』

葵『わあAちゃん卵まくの上手ねえ』

『ありがとうございます。家族が家事に口うるさくて…』

葵『ふふふ良い家族ね』

穏やかに笑いながらお椀にご飯をよそぐお母様。
なかなか褒められることのない私は少し顔が赤くなってしまった。

なんせ、家(自分の祭られている八幡宮)には不死川さえ目を見開き同情を送ってくる恐ろしいオカンが2人いるのだ。

一人は勿論神主の磨胎。
もう一人は私の式神であるシキだ。シキの名前は磨胎がつけた。式神だからシキで良いだろうと。
シキには二文字で聞き取りやすいと好評だった。
それで良いのか……?

くいくい

『?』

下から袴をひっぱられ卵焼きを皿に乗せしゃがむ。

『どうしたんだ?』

愛嬌のある桃色の瞳が可愛らしい少女がいた。

少女『……あっあのね?、卵焼き…味見したい』

恥ずかしそうに俯く顔は赤く、炭治郎によく似ていた。

可愛い。養いたい。こんな孫が欲しい。

『ん"ん"!ああ、ほら口を開けてごらん』

少女『ん』

『出来たてだから気おつけるんだぞ?』

ふーふーして少女の口に入れてあげる。
すると少女ははふはふしながらも卵焼きを頬張った。

『……美味しいか?』

少女『うん!甘くて美味しい!!』

『わっそれは良かった』

抱きついてきた少女の頭を優しく撫でる。
肩まである綺麗な黒髪はさらさらでとても触り心地が良い。

少女『私ね!花子!お姉ちゃんのお名前はなんて言うの?』

『私か?私の名はAだ、好きなように呼んでくれ』

花『じゃあAお姉ちゃん!!』

炭『…A』

後ろからのそおっと炭治郎が現れ私の名を呼ぶ。
なんか疲れていないか?

『どうかしたか?炭治郎』

炭『いや……その…』

炭治郎の煮え切らない態度に痺れを切らしたのか花子が声を上げる。

花『お兄ちゃん!Aお姉ちゃんお料理がとっても上手なんだよ!!』

炭『そうか、それは良かった』

『?まぁなんだ、炭治郎朝ご飯はもう出来るから他の人達を起こしてくると良い』

花子を抱えながら、空いた手で器用に料理を運ぶ。
我ながらなかなか器用だな。

炭『ああ、そうさせてもらうよ…朝ご飯楽しみにしているな…』くたぁ



しなびたん治郎。


ぼそっと呟いた私の独り言はお母様と花子の笑い声に吸収された。


ーーーーーーー

柱の方達とは面識があります
月一くらいで皆んなで飲み会したり、お散歩したりしています

なんせ鬼殺隊の守り神ですから

不死川さんはよくおはぎをせがむ

6の段ー食卓→←4の段ー長男の疲労



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設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー予定   
作品ジャンル:アニメ
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カフカ(プロフ) - お二方ご指摘ありがとうございます。外していたつもりでしたが外せてなかったみたいで、助かりました。 (2019年9月3日 16時) (レス) id: a6638a4057 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ - オリジナルフラグを外してから小説を書きましょう。違反です。 (2019年9月3日 15時) (レス) id: 08abbf8dbf (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月3日 5時) (レス) id: e2ce567437 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフカ | 作成日時:2019年9月3日 2時

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