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話すと思ったより怖くなくてちょっと安心した。
『寺中さん、だっけ、名前』
寺中「そうそう、サコって呼んでよ」
『あ、うん、』
寺中「A、っていうよね？名前」
『そうです、佐藤Aです』
寺中「そうそう、軽音楽部いたよね？」
『うん、入部したよ』
寺中「だよね、元々軽音楽部だったの？」
『高校の時からバンド続けてて、』
寺中「あ、そうなんだ、すげえ」
『まあ部活の延長線上みたいな感じで続けているけど』
意外と話が続いて(おそらく相手が話題を提供してくれたから)、どうやら彼は好きなミュージシャンの影響で音大に進学することを決めたことを知った。
『…やっぱり巨匠だ』
寺中「え？」
『…あ、いや、』
寺中「ふはっ、え、巨匠って言われてんの？」
『いや、勝手にそう思っていただけで、』
寺中「おもしれえ笑」
この時はまだ怖くて「巨匠」と名付けた理由を本人に言えなかったが、「まあ巨匠って呼んでいいよ」と言われたのでホッとした。
どうやら巨匠は遅くまでピアノの練習をしていたけれど、行き詰まってしまったらしい。
寺中「帰ろうと思ってたらすげえ綺麗なピアノの音聞こえるなあって思って」
『ありがとう笑』
寺中「ここで行き詰まってしまってさ、良かったら教えてほしいんだけど、」
『えっ、』
寺中「ごめん！お願い！！」
『…じゃあ、私で良ければ、』
・
寺中「わ、すげえ、できた」
『わっ、すごいよ〜！』
アドバイスをするとすぐに上達していく巨匠に驚いてしまって、
寺中「ほんと、ありがとう」
『いやいや、巨匠がすごいからだよ」
これをきっかけに話す機会が増えて、バンドに加入してくれたのはまた別のお話。
・
寺中「A、そろそろ起きないとライブ始まる、」
そっか、夢だったのか。
『…わ、巨匠が年とってる』
寺中「、え？」
首藤「うーわ、めちゃくちゃ失礼笑」
寺中「…すげえ落ち込む」
『あ、ごめん、巨匠と会った時の夢見てて、』
八木「なーんだ、そういうことか。つまんないなあ」
寺中「おい、八木氏？」
八木「あっ、すみません」
小野「大学生とか懐かしいな」
『ほんと怖かったもんなあ』
寺中「初めて話した時敬語だったもんね笑」
首藤「そりゃああの見た目ならね笑」
久しぶりに大学の時のことを思い出して懐かしんだ、楽しい夢だった。
KEYTALK TV(KTEP4 レコーディング)→←「巨匠」というあだ名
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ねごと。(プロフ) - 玲さん» ありがとうございます(；；) ぼちぼちマイペースにですが更新していけたらなと思います…！よろしければまだまだお楽しみください、！ (4月2日 21時) (
レス) id: e1724b7e6d (このIDを非表示/違反報告)
玲 - いつも楽しく読ませてもらってます！KEYTALKにハマったのが最近で更新されてるものが少ない中更新があっていつも感謝しています！次も楽しみにしてます！ (4月2日 18時) (レス) @page37 id: 2862688979 (このIDを非表示/違反報告)
ねごと。(プロフ) - ありがとうございます(；；) まだまだお話を書く予定なので、よろしければお楽しみください､! (3月18日 9時) (レス) id: e1724b7e6d (このIDを非表示/違反報告)
はる - 楽しく読ませていただました！keytalktvにあったあの時のだーって思い返しながらとってもたのしかったです☺︎ちょっとずつ恋愛も入ってくるのかな？と次も楽しみにしてます🩷 (3月17日 18時) (レス) id: 9cf93954e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねごと。 | 作成日時：2024年2月29日 22時
