10 ページ10
胡蝶「それでは、色々持ってくるので布で抑えててください」
『うん。』
胡蝶「上はあまり向かないでくださいね。」
『了解。』
ひとつ忠告をして出ていくしのぶちゃん
そして全く止まらない私の鼻血
焦るしのぶちゃん可愛かったなぁ
片手で鼻を抑えつつ体を拭く
白い布が赤に染る
『殺人臭するわこれ』
人の死体のそばに置いてても不自然ではない
そんなことしないけど
ｶﾞﾗｯ
胡蝶「お待たせしました」
『おー、おかえり』
胡蝶「鼻血を出している姿も似合うっておかしくありません？」
『何言ってんのしのぶちゃん』
胡蝶「いえ、とりあえず冷たい布を眉間の近くに当ててください」
『はいよ。』
渡された布はすごく冷たい
氷にでも入れてたのかな
胡蝶「なるべく顔は下を向くように。上をむくと口の中に入ってきますからね」
『もう入ってるから遅いよ』
胡蝶「あら、それなら後で口をゆすいでくださいね」
『わかった』
胡蝶「どうです？止まってきました？」
『待ってね。今確認する』
冷たくない布を取る
なんか血の塊出てきた
これ取るのキモイ
『おぇ、なんか変な感覚』
胡蝶「止まってきましたね。あと少しで完全に止まりますよ。」
『ほんと？やった』
胡蝶「早く着替えて布団に入っててくださいね。風邪をひきますよ」
『はーいママ』
胡蝶「誰がママですか。貴方みたいな美女は私には産めません」
『余裕で産めるわ。旦那間違えない限り』
胡蝶「……そうですね。それでは私はまだ仕事があるので。」
『え、何？任務？』
胡蝶「はい。」
『あー、私の隊服の右の袋にお守り入ってるから一応持ってって』
胡蝶「？はい。わかりました」
しのぶちゃんはね。色んな感情をいっぺんに出してるからね。
怒りとか憎しみとかね
そう言うのは悪霊の餌なんだよね
お守りには変わりないけど一応御札も入ってる
なんで寺に生まれたんだろ
普通の家だったら耳も目も鼻も一般的だったのかなぁ
……………………………………それはないか。炭治郎めちゃくちゃ一般的だったのに嗅覚やばいし
止まったかな
止まったよね
ﾍﾟﾘｯ
『え、ペリって言ったよ？』
心配になり鏡を見る
『あ、固まっただけか。これとったらまた出るのかな』
それだけは嫌なので放置
ｶﾞﾗｯ
お風呂に戻り桶にお湯を張る
石鹸を少し溶かし血の着いた布を入れる
じわりと水が赤くなる
続く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋華(プロフ) - 金米糖さん» ふっふっふ…煉獄さんか夢主さんかは後々分かりますよ(多分) (2020年5月8日 9時) (
レス) id: fddda79625 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - そうです！煉獄さんな気もしますがね！わかりにくくてすみません。 (2020年5月8日 7時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅー(プロフ) - 金米糖さん» それは夢主さんのものか、煉獄さんのものかと言うことですか？ (2020年5月7日 21時) (レス) id: 33028840e1 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ドキドキ音ってどっちの方の音なんでしょう！気になりますね！ (2020年5月7日 19時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
秋華(プロフ) - 金米糖さん» 生々しくて怖かったですw更新頑張ります！ (2020年4月28日 9時) (レス) id: fddda79625 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅー x他1人 | 作成日時：2020年3月26日 7時
