見られてる？ ページ4
尚美と開演を今か今かとソワソワしながら待つ
しばらくすると会場が暗くなり出した
いよいよ始まる！
目の前のスクリーンに映像が流れ始めた
それだけで会場は割れんばかりの歓声が響く
もちろん私たちも負けじと叫ぶ
そして…歌声が
きたぁぁぁあ！！！
彼らが颯爽と登場してきた
恋って不思議で…
一気に皆が登場してきても
いた！
一目で見つけられる
尚美:ヤバい！ヤバい！今日もドンヘかっこよすぎるぅ！！
尚美もテンションMAXだ
ドンヘに限らず、皆カッコいい
でも私の視線は一人にだけ自然と行ってしまう
やっぱりカッコいい
ウニョク…
オールペンと言ってる私は近くにやってくるメンバーの名前はひととおり叫ぶ
やっと近くにウニョクが来た
A:ウニョクゥ！
って叫びたいのに
叫べなかった
私は昔からそうだ…
好きな人が遠くにいれば、べらべらよく話すのに、近くにきたとたん話さなくも、ニコリとも出来なくなる
ただ、ただ、ペンライトを振るのみの私…
尚美:………ねぇ！
神席な場所なのに、近くにやってくるとまともに見れない
こんなんなら、もう少し後ろの方が良かったなんて考えていたら
尚美:ねぇってば！！！
尚美に肩を叩かれた
A:何？ドンヘはカッコいいよ！
また、ドンヘ絡みの会話かと思ったのだが
尚美:違う！
A:何が？笑
尚美:気のせいかなぁ…気のせいかもしれないけど…
何が言いたいのだろうか…
尚美:ウニョク…あんたを見てる？
は？
尚美:こっち来た時は私もあまり何も思わなかったけど、チラチラあんたを見てるような…
は？
尚美:キャー！ドンヘぇぇ！あっ！ほら！！
ほら？
尚美の見ている先に視線を向けると
えっ！
目が合った……？
A:気のせいじゃない？
いなくなったウニョク
尚美:そうかなぁ？
なんて会話もしながらライブは進む
しばらくしてまた尚美が話しかけてくる
尚美:やっぱりあんたを見に来てる！ライブにこれだけ足を運ぶ私が言うから間違いないよ！だって、異様にこっちにくる頻度高いし、その度に絶対何度かチラチラあんた見ていくもん！
はいはい…
なんて思いながらいたが
尚美:ほら、また来た！来た来た！今見て！
って、私の両頬を手で掴んで見せたい方に急に向けた
A:痛いから！
向けられた視線の先には、言われた通りウニョクがいて
あっ…本当だ…こっち見てる…
だって、今度は両頬を挟まれてる私を指さしてから、ヒラヒラって手を振ってきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mayu(プロフ) - ウニョク、私も好きです。イトュク→イトゥクでは？ (2020年2月21日 23時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：優勇 | 作成日時：2019年8月17日 2時
