尚美の過去 ページ15
尚美には3年前に付き合っている人がいた
凄く優しい人だった
尚美がSUPER JUNIORに夢中に
ドンヘに夢中に
そんなSUPER JUNIOR愛をどれだけ語ろうが、彼氏を置いてライブに行こうが
私が「あんなんが、彼女でいいの？」ってわざと言おうが
いつも笑って「尚美が楽しいなら僕も嬉しいから」って優しい瞳で笑顔で私に答える人だった
でもある日、尚美が泣きながら急にうちにやって来た
尚美:あいつと別れた…急にもう会いたくないって…私に疲れたって
別れて欲しいと言われたと
その日は今まで私も見たことないぐらいに尚美は泣いた
一人に出来ないぐらいに落ち込んでた
私は二人はこのまま結婚するんだろうなって思えてたから、一方的に別れを切り出した彼に怒りも込み上げてきていた
尚美は別れてから半年以上は大好きなSUPER JUNIORを聴く事も、観る事もないぐらいに立ち直るまでに時間がかかった
ようやく、尚美の口からドンヘって名前が聞けた時は嬉しくて、私は泣いたぐらいで…
そんな私を見て尚美は笑ってた
でもそれはまだ序章に過ぎなかったのだ
立ち直おってしばらくたった日
今でもはっきり覚えてる
あれは雨の日…
仕事から戻ると、私のマンションの前にずぶ濡れで立つ尚美がいた
ビックリしたが、急いで部屋に入りシャワーを浴びさせた
シャワーを浴びてくれてる間に濡れた衣類を洗濯しようと、尚美の服やら荷物を片付けてると
手紙が
握りしめたのだろうか…グシャグシャに紙はよれていた
大事な物なら捨てれないし、読むつもりもなかったが、綺麗に広げとこうとしただけだったが
見えた名前…
別れた尚美の彼だった
何を今更？
怒りのあった私は思わず読んでしまったのだ
読んだあと私は浴室へ向かい、ノックもせずに戸を開けてしまった
そこにはただ、ただ、シャワーのお湯を…涙を一緒に流すかのように頭からかけている尚美が
急に開いた戸に驚くこともなく、泣き叫ぶ訳でもなく
尚美:死ぬなんてさぁ…死ぬなんて知らないで私は自分が被害者ぶってたんだねぇ…
呟いた
その姿に私は逆に泣き叫んで、悲しみをぶつけてほしいと思うぐらいに痛々しく…見てられなかった
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mayu(プロフ) - ウニョク、私も好きです。イトュク→イトゥクでは？ (2020年2月21日 23時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優勇 | 作成日時：2019年8月17日 2時
