出逢い ページ1
尚美:はい、これ！
A:何これ？なんて書いてるの？
尚美:ドンヘ大好きって！
目をハートに親友の尚美が私に手渡してきたうちわ
A:あ〜、ハイハイ。
尚美:呆れた顔は見飽きたわ！
いつもの如く、突っ込まれる
私が目をハートに芸能人に出来てたのなんていつだ？
小さな脳の曖昧な記憶を辿る
あっ！思い出した！
確か…中学生の時にジャニーズにはまった時かな
なんて一人で渡されたうちわを見ながら考えてしまった
尚美:今日はたまたま休みで良かったぁ！ライブもだけど、空港で出待ちなんて久々に出来るなんて！
そう…
私達は今空港にいる
親友の尚美は韓国グループのSUPER JUNIORが大好きで、数年前からファンというやつだ
いや…ペンか笑
いつもライブに誘われるが、ペンでもない私が一人分チケットを取るぐらいなら、本当に好きな人にチケットは一枚でも取ってもらいたいから断っている
その度に「見たら絶対はまるのに」って文句言われてしまう
今日はチケットとか関係ないから付き合ってと今に至るのだ
尚美:そろそろ出てくるよ！
ソワソワ、キラキラな目をさせてる親友を見ると、本当に好きなんだなぁって可愛らしく見える
私達以外のファンの人達も尚美と同じでソワソワし始め
ラッキーな事に私達は最前列でお出迎えの位置を確保出来た
私はうちわが裏になってないか確認していると
尚美:キャー！
鼓膜が破れちゃうんじゃないかってなぐらいに尚美を含め周りが叫び始めた
どうやら彼らが出てきたようだ
マスクにサングラス、帽子とテレビでよく見るファッションで彼らが一人一人通っていく
その時だった
興奮が最高潮に達しているファンの人達が少しでも近づきたい、近くで見たいと後ろから押してくる
A:えっ！ちょっと痛い！
あまりに激しく後ろから押され、圧がかかり踏ん張るのに体が痛い
A:キャッ！
圧に負けてしまった…
私は一人前に飛び出してしまい、尚且つ転びそうに
倒れる！
思わず目をつぶり倒れる体を守ろうと手が出る
あれ？痛くない？
ウニョク:大丈夫ですか？
倒れると思った体を瞬時に支えてくれ、声までかけてくれた人がいた
そして周りからは悲鳴とも聞こえる叫び声まで
A:ありがとうございます。大丈夫です！
目を開けると
ウニョク:怪我しなくて良かった！あっ！ドンヘじゃなくてごめんね！
と…
可愛らしく笑う貴方がいた
まさか…私が一目惚れをするなんて
これが私達の出逢い
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mayu(プロフ) - ウニョク、私も好きです。イトュク→イトゥクでは？ (2020年2月21日 23時) (
レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優勇 | 作成日時：2019年8月17日 2時
