見知らぬ場所、見知らぬ彼 ページ3
A『んん……』
騒がしい声が周りから聞こえ私の意識は現実へと戻されていく
誰かに肩を揺さぶられている感覚がする
一体、誰が…
誰？……！そういえばあの女の人…！
A『……は！』
？「うわ！？」
私は飛び起きるようにして起きた
けど、起きた場所は見知らぬ場所、先程までとは全然違う風景だった
A『…は？ここ……どこ』
見覚えのない人達がデスクに向かってカチカチとパソコンを鳴らしていたり、私服の人もいた
？「…ったく、驚かせるなよ。それに、いつまで寝てるんだ、さっさとよだれ拭けよ。んじゃこれ、よろしく」
いきなり見知らぬ生意気な野郎にダメ出しをされ、挙句の果てに変な紙の束を渡そうとしてきた
……一体何が起こっているの？
A『あの……なんですか？これ』
？「は？寝ぼけてるのか？」
馬鹿にしてるいるのかよ！
この人の第一印象ボロボロだよ！？
A『ね、寝ぼけてません！それにここどこですか？貴方は…誰なんですか？』
？「……！？」
私の質問に驚いたのか彼は持っていた紙の束を落とした
？「降谷さん、どうしたんですか？」
彼の様子がおかしいと見えたのか、他の男が近付いてきた
この人、降谷っていうんだ
降谷「……いや、なんでも…。A、ちょっとこっち来い」
A『はい？……ってなんで私の名前知って…』
降谷「いいから早く！」
ぐいっと腕を引っ張れられ私はその場から離れた
外に連れて来られた
ふと自分のいた建物を見る
表に書いてあった文字を見て私はびっくりした
──国家公安委員会
公安…？
いやだって、私は警察庁警備部警護課なはず…それにこんな場所じゃなかった
降谷「…それで、目は覚めたか？」
A『……覚めてますよ』
そう目は覚めているのだ
けれど、ここが何処だか分からない
私は早くあの女を捕まえないといけないのに…！
降谷「自分の名前、言ってみろよ」
A『…は？馬鹿にしてるんですか？如月Aです』
自己紹介しろと言いたかったのだろうか？
それなら言い方ってもんがあるでしょ
降谷「名前は……覚えてる」
A『もう、なんなんですか…』
降谷「俺の名前は、知ってるか？」
A『さっきの人に降谷って呼ばれてましたよね？苗字しか知りません、初対面ですよね？知ってたら怖いですよ』
知らない相手にも関わらず私は喧嘩腰に会話している
本当になんでだろ
降谷「っ…ここにいる理由さえ、思い出せないのか？」
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ゆかげ(プロフ) - 曇天に笑うさん» コメントありがとうございます！なかなか更新出来ずに申し訳ありません！もうすぐ出しますので読んで下さったら嬉しいです！ (2017年7月13日 0時) (
レス) id: f56e590c2a (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 更新てほしい (2017年7月8日 23時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)
ゆかげ(プロフ) - Aliceさん» コメントありがとうございます！すみません！脱字してしまいました。指摘ありがとうございます。今後は内容に気をつけます。本当にすみませんでした。 (2017年5月26日 21時) (レス) id: f56e590c2a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - こっちホンモノかっていうのは、がが抜けてません？ (2017年5月26日 14時) (レス) id: 1a1e66043f (このIDを非表示/違反報告)
ゆかげ(プロフ) - テンション異常者さん» コメントありがとうござます！いえいえ！もうすぐあげますので少しだけお待ち下さい！この小説も読んで下さりありがとうござます！まだまだ力不足ですが楽しんで頂けると嬉しいです！ (2017年4月15日 22時) (レス) id: f56e590c2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかげ | 作成日時：2017年2月7日 22時
