検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:34,856 hit

現れたのは黒 ページ19

A『……んー、遅くない?』

料理する手を止めずに零に聞いてみた

もう来てもいい時間なのに蘭たちはまだ来ていない

零「ちゃんと家の場所教えたか?」

A『…………ああああ!』

零「…………馬鹿か」

私はすぐさま携帯を取り出した
そこには蘭たちからの着信やらメールやらがきていた

A『うっわ……』

すぐに蘭に電話をかける
しまった……蘭たちに家を教えるの忘れてた…

蘭「A…!園子!A出たよ!」

遠くから園子の機嫌の悪い声が聞こるような聞こえないような

園子「ちょっとA!もう、どうせマナーモードにでもしてたんでしょ!あほ!」

電話を園子に奪われたのか、何故か園子の声が聞こえた

A『ご、ごめんなさい…!すぐに迎えに行くから何処に居るか教えて!』

園子「それが、Aの親戚の人って名乗る人に会ってAの家まで案内してくれてるの!」

A『え……親戚?』

私に親戚はいない
いや、いない訳じゃ無いけど親戚は自分の存在なんか知らない
ましてやこの家を知ってるって…

A『お母さんとかお父さん?』

園子「ううん、外国の人で、すっごい美人だよ!」

A『……名前は?』

園子「えっと……あ、もう家に着くからその時に言うね!」

A『え!?あ、うん……』

私は嫌な予感がよぎり零に相談した
今話したことを言うと複雑な顔をしていた

零「Aのお母さんって訳じゃ無さそうだよな……」

A『うん…』

母がこの家に来る事は例外
例え少しでも私の家に滞在するのはリスクがあり過ぎる
もしも来た痕跡が組織にバレたら私も零も子供も両親も……全員殺されてしまう

かといって私に外国人の親戚がいるかと言われると心当たりはない

A『どうしよう……私、少し嫌な考えが浮かんでるんだけど…』

零「………組織の人間、ってことか?」

A『うん、こんな大胆なやり方に変装して無いのか外国人の顔立ち……組織関連だったら一人しかいないよね…』

ピンポーン

チャイムの音が鳴り、唾を飲む
零と顔を見合わせ先に行ってもらう

──私は子供達に話を合わせるようにと話した後、玄関へと向かった

ベルモット「こんばんは?テキーラにバーボン?」

思っていたことが当たってしまった
来てしまった

A『ベル、モット…』

小五郎「あ?テキーラ?バーボン?お酒?」

A『えっ…と』

素を隠さずに現れたのはベルモットだった

あの方からの警告→←広がる不安



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:降谷零 , 名探偵コナン , 安室透   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん - 続きが楽しみにしてます (2017年5月12日 19時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
テンション異常者 - 早速更新ありがとうございます!なんか・・・もう、最高です。最高すぎます。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください!夜分遅くに失礼しました。 (2017年4月16日 1時) (レス) id: fc87d70acc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆかげ | 作成日時:2017年2月1日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。