赤井さんの動揺 ページ13
零「Aも、思ってるかな……」
ふと、そんな不安がよぎる
俺のどこが残念なのか、期待はずれなのか、未だに自分で分かっていない
俺は、Aに振られるのがたまらなく怖い
ー如月Aside
A『ふん、ふふーん』
鼻歌を歌いながらお風呂に入ってる私は幼稚だろうか？
いや、普通だよね
A『ちょーとぐらい幼稚のはいいよね』
22歳──それは言わない約束、うん
トゥルルルル
お風呂の外から聞こえたのは私の携帯の着信音だった
私は急いでタオルを巻き、その電話に出た
A『もしもし……あ、赤井、さん？』
急いで電話に出たせいで誰からの着信か見てなかった私は赤井さんからだとは知らなかった
赤井「ったく、今までどこにいたんだ！どれだけ探したと思ってるんだ！」
いきなり聞こえたのは怒鳴り声
喧嘩したままいなくなってしまった私を心配してくれたのかな
A『ちょ、大声で怒鳴らないで下さいよ…』
赤井「質問に答えろ、どこにいたんだ？」
A『……どこだっていいじゃないですか、翡翠の事を教えてくれなかった赤井さんに知る権利はありません』
ちょっと酷いことを言ってみたりする
赤井「！！……まさか、如月翡翠のこと、知ったのか…？」
知ったのかって……何言ってるんだろう
前、翡翠のこと聞いたら答えてくれなかったのに
そんなことを思いながら私は服を着始めた
A『馬鹿言わないでくださいよ、この前私が訪ねに言った時、教えてくれなかったじゃないですか』
赤井「……いつの、話だ？しばらく連絡がつかないし、家に行っても誰もいないから俺はAに電話をかけて……」
二人の話は噛み合っていなかった
A『──そう、いえばあの時……赤井さん、右利きだった気が…』
赤井さんは左利きだから…おかしいの、かな？
赤井「！！今すぐこい、いいな！」
そこで赤井さんとの電話は途切れた
私はすぐに身支度を整え、まだ乾いていない髪のまま赤井さんのいる工藤邸へとバイクを走らせたー
ー工藤邸
つくなり赤井さんがドアの間で待っていた
電話で取り乱していた赤井さんはいなく、腕を組んで待っていた
A『赤井さん！……一体どうしたんですか？』
赤井「ああ……来たか、取り敢えず家に入ってくれ」
A『はい…』
ー
赤井「……で、翡翠の事を聞いたのはいつなんだ？というか今までどこに行ってたんだ」
A『いきなり質問攻めですね…翡翠のことは──』
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りん - 続きが楽しみにしてます (2017年5月12日 19時) (
レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
テンション異常者 - 早速更新ありがとうございます！なんか・・・もう、最高です。最高すぎます。お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！夜分遅くに失礼しました。 (2017年4月16日 1時) (レス) id: fc87d70acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆかげ | 作成日時：2017年2月1日 22時
