【短編集】助けて...

ななもり（stpr） ページ40

『っ…』

痛い…何もかも全部痛い…

親からのプレッシャー、圧も。
友達からの信頼も。
同級生に言われる陰口も。
他者からの視線も全部。

全部痛い…

だから私は自分を傷つける。紛らわすため。
この世に生まれてきてしまった罰。
ﾀﾋぬのを怖がる自分への罰。


『なにもかも…痛いよ…』


ふわっ







誰かに抱きつかれた…
でもこの匂いしってる…嫌いじゃない匂い…
小さい頃から…ずっと…


「見つけた…A…大丈夫だよ…ここには俺しかいないから…ね？」


『なー…くん…』


幼馴染みのなーくん。
なーくんは私の良き理解者でいつもこうやって見つけてくれる。


『ごめん…なさ…い…』


「ん？なにが？Aはいつも頑張ってるよ！何も悪いことしてないよ。手当てするね。ちょっと痛むかもだけど…」


慣れた手つきで手当てしてくれる。
迷惑ばっかかけてるのに文句1つ言わず笑顔で居てくれる。


「Aは他の人よりも他者の意見に敏感なの俺は知ってるよ。それはA自身もわかってるはず。でもそれってさ…相手が嫌なことに誰よりも早く気付けるじゃん！それって凄いと思わない？見透かされてるとか思うやつ居るかもだけどそれは単なる嫉妬。誰にも優しくできるって…最高じゃん！」

なーくんはいつも褒めてくれる。たまにお世辞かもと思ってしまうけどなーくんはいつも真っ直ぐ私の目をみて話してくれるから本当の事ってすぐわかる。
生徒会長に推薦されるのが…わかる

『なーくん』

「ん？なーに？」

『私…なーくんの手伝いがしたい』

「え？俺の？何の？」

『生徒会』

「お？いいの？じゃあ今から生徒会室一緒に行こっか！」


『…うん。ありがとうなーくん。』

「いえいえ。ほら手、繋いでいこ」

『うん』

なーくんと居ると…痛みなんて忘れられる。





＿＿＿＿＿＿雑談

コロナやらで私の学校は2週間ほど休校になりました。( ´･ω･`)
もう大変ですよ、課題でたくさん出されるし、受験生なのに、オープンキャンパス参加しないと受験できない専門学校とかあって行きたいのに自粛で行けないし進路も決まらず結構焦ってます。
そんな中私はバイトしてゴロゴロして課題して時間潰してます( ´･ω･`)
皆さんも気をつけてくださいね。

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