【短編集】助けて...

カノ(カゲプロ) ページ1

路地裏...キドさん達には散歩と言って出てきた...私は止めきれない癖があり...今もまだ治ってない...

今日も切る...赤い線が入った...気持ちいい...もう痛みなんてない...
そしてその傷を能力で隠す。私の能力は「目を欺く」カノさんと一緒

でも今日は足りなかった...もっと切りたかった...そう思い...切ろうとしたら...
カッターを持っていた手が掴まれた...横を見ると...


カ「Aちゃんみ〜つけた♪あれ？散歩じゃなかったの？ここで何してるの？♪」

『カ...ノ..さん...』

見つかってしまった...私は焦って能力を発動させる...

カ「残念だったね。僕には嘘は通用しないよ。その能力も...欺かないでくれる？」

『っ...』
私は能力を解いた...ばれたんだから発動させても意味がない...

カ「！？...こんな腕がボロボロになるまできってたの...？」

『...うん』
カ「Aちゃんは溜め込みすぎだよ！もっと頼っていいんだよ！？お願いだから...僕みたいに...ならないで...」

！？カノさん...今...
いや...触れないでおこう...

『カノさん...』

カ「...ん？なに？」

『助けて...』

カ「やっと言えたね...絶対やるなとは言わない...少しずつ、ゆっくり治していこう？僕が支えてるから。迷惑とかじゃないから、辛かったら頼って？約束だよ？」

『うん...ありがと...』

安倍晴斎(不機嫌なモノノケ庵)→

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